こがみつひろ

珈琲時光のこがみつひろのネタバレレビュー・内容・結末

珈琲時光(2003年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

光を囲む大きな枠はゆったりと繰り返され、室内と屋外を結ぶかのようなその光に目がくらむ
室内で繰り広げられるのは味気のない日常であるのに、窓から差す光が感じさせる'外'への開放感は、常に画面へ不思議な魅力をまとわせる
この映画にたびたび登場する電車もまた、見るものの視線を別の場所へと誘うように、常に見えていない何かを予感させ続ける画面がもたらす高揚感が目を心地よく刺激する