ベラボー

もろい絆のベラボーのレビュー・感想・評価

もろい絆(2021年製作の映画)
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‪ガンジス流域宗教交差点で描かれる2つの人生航路。
古都バラナシに暮らすヒンドゥ向けサリー織職人のイスラム教青年、イスラエルからの観光客女性、聾唖の娘を育てるヒンドゥー教シングルマザー、彼女に好意抱く男、市民たち。
端正な秀作。

‪街の喧騒と屋内にも聴こえてくるスピーカーから流れる音楽とアジテーションがBGMな昼。祝日夜の懐かしさに少し幻想感混じるガンジス流域の夜。何度も登場する奥行ある縦構図全身ショット…
2つの物語それぞれの純朴青年良きです‬

21.11.1鑑賞
(東京国際映画祭にて)

その後SNSで見かけた感想・考察を読んで感じたこと追記

不寛容・偏狭による悲劇を感じていたけど自由の疲労という視点も確かにあるかも。春先観た「デンマークの息子」のこと思い出した。
あのイスラエル女性の存在、振る舞いの捉え方な。興味深い。根深過ぎる宗教・民族対立への新しい世代の希望、性愛から逃れ難い男女関係、欧米中心価値観…
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