バンクーバー国際映画祭にて。
メキシコから北米への労働移民の現実、搾取、白人の無意識な特権思考なんかを描いているようだけども、一途な愛の物語が並行混在している映画だったな。
麻薬カルテルの下っぱのウィリーが組織のボスの妻マレーナと恋に落ちる。
組織を抜けてモントリオールの季節労働者として働きながらマリーナの居場所を探し駆け落ちしようとするが…
出稼ぎ先は一見普通の良き農業家族で労働者にも優しく接しているが、低賃金で酷使しそれを普通だと思っているフシがある。
問題が起きれば事実を追及することなく季節労働者を疑いそれ以外ないと思い込む。
根底にある無意識の差別が見える言動だった。
悪意なくとも歴史や古い価値観と思考が抜けきらず今も根付いている現実を見ている感じ。
モントリオールの出来事とメキシコでの出来事が対になってる気がしなくもない。
そもそも過去と現在?現実と妄想?よくわからなかった😅