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ウマレル、オモイデ。のマークのレビュー・感想・評価

ウマレル、オモイデ。(2020年製作の映画)
3.3
桜木梨奈 主演。(すばらしい世界のリリーさん役)
今泉惠美子 監督作品。
実際に、小田原市の公園のメリーカップが取り壊されるのを機に心のスクラップビルドをテーマにした映画。
小田原市の協力を得て、小田原市を盛り上げる意図もある。

「一度壊して、0からやり直す~、やり直せたら、また電話します」

だいぶ荒削りな映画だが、人はいくつなってもやり直せると…、希望を与える。

不器用な登場人物たちが、過去のつらいオモイデを右往左往しながら、乗り越えて行く。

京子(桜木氏)は狭い自分の殻を破り、飛び出していく。
そして、赤いハイヒール👠を海岸で脱ぐ。

本編の中で、現実から逃げるために愛していたと錯覚している共依存の関係性を上手く表現している。

自分自身の心の奥を見つめることが共依存からの脱却の道である。

ラストシーンからの先、京子には自立して、すばらしい未来を作っていって欲しいと思う。
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