バンクーバー国際映画祭にて。
静かで不気味でじわじわくる…。スリラーなのかなこれは。
土地を巡る争いを通して人間の醜い本性を描いていくのかと予想したが、不思議な映画だった。
ポール・スパークス主演、ブルース・ダーンも出てた。
父と縁を切ってしまった男が農業をする夢を叶えるためある土地で雇われ農夫となる。
いつか自分の土地にすることを望んでいるが、地主の息子が帰還したことで計画が狂い始める。
不可解な出来事や超常現象のようなもの、あれは何を意味するんだろうか。
木に縛りつけられた牛、不気味な色の空、妄想、愛憎…。
ゆっくり不気味に進む話、どんな展開を迎えるのか気になって仕方ない。
一家の長として新たな土地で人生リセット、家族を養う立派な父親像を求めた男の転落劇かな?
古い家父長的価値観に囚われすぎて道を見失う男の物語かな?
とにかく不思議な描写だし終わりがポカーンとしたけども、これはこれでいいのかもしれない。