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オペレーション・フォーチュンのkenのレビュー・感想・評価

2.5
2023年劇場鑑賞47作目

何回目かのM:I 7を観に行った際、上映前の予告で3連続ステイサムが流れたことがあったなと思い出した。MEG2、エクスペンダブルズ4、そして本作オペレーション・フォーチュン
ガイ・リッチー監督作は自分とっては合う・合わないの差が激しいので、毎回警戒してしまいがちだが、今作はどっちつかずといった印象。

いつになったらタイトルロゴがどーんと出るかなと思ってたら終わってた。見逃してないはず?M:I 7といえばでアメリカ合衆国国家情報長官役(長い)だった彼が、今回はチーム・ステイサムの指揮を担当。同じ偉いさんが出ているし、スパイのチーム映画なので役柄も物語も重なって見えてしまう。裏を返せば妄想スパイ映画ユニバースが頭の中で構築されて、一度で二度おいしいお得感を味わえた。JJ有能だからチーム・イーサンに入れてあげて!

書いておきたいのはヒュー・グラントについて。
最近の彼といえば、同監督のジェントルマンやダンジョンズ&ドラゴンズでの銭ゲバ小悪党な残念キャラの印象が強く、ここ最近のキャリアであのラブコメ俳優が目覚ましい発展を遂げていると大注目。そんな勝手なイメージもあり、今作でも似たような役かなと思いきや、最後のシーンで裏切られた。カッコいい悪役、そりゃダニーも感銘受けるよなと。ミサイルの件での演出に痺れた。次回作のウォンカでは、ついにティモシー・シャラメが映画ファンのみならず、日本中に認知されることになるんだろうなとワクワクしているのに加えて、新しいウンパルンパがどんな名演になるのかがさらに楽しみになった。

エンディングでのおまけシーンはタランティーノ作品、特にキル・ビルを思い出す黒背景に黄色文字。侵入中のオーソンをガイドするサラの口元のアップは、パルプ・フィクションでヴィンセントへインターホンのスピーカー越しに話しかけるミアのよう。配給にはMIRAMAXが関わっているし関係があるのかな。
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