犯人です

四畳半タイムマシンブルースの犯人ですのレビュー・感想・評価

4.8
【あらすじ】
ある夏の日、大学生の「私」が暮らす京都・左京区のぼろアパート「下鴨幽水荘」で唯一のエアコンが使えなくなる。悪友の小津が昨晩リモコンを水没させてしまったのだ。「私」が後輩の明石さんと対策を相談していると見知らぬ男子学生・田村が現れ、彼は25年後の未来からタイムマシンでやって来たと語る。そこで「私」はタイムマシンで昨日に戻り、壊れる前のリモコンを取ってくることを思いつく。しかし、気ままな小津たちが勝手に過去を改変してしまう。(Yahoo映画参照)

『良い点』
・京都が好きになる
・初見でも大丈夫
・タイムループ物だがわかりやすい 
・点と点が線で繋がった時、笑い、感動

(まとめ)
今作は森見登美彦原作アニメ『四畳半神話体系』の登場キャラクター達が、舞台や実写映画化された『サマータイムマシン・ブルース』の世界感を背景に繰り広げられるストーリー。
私自身前者のアニメは視聴済ですが、後者は見たことがありません。
結果として個人的にかなり楽しめました‼︎
まず、話としては今作品で完結するので初見でも全然楽しめます👍👍
内容としてはサマータイムマシン・ブルースの映画がもし四畳半神話体系の登場人物だったら、みたいな話しです。
この融合が良い化学反応を示しています‼︎
このキャラクターだから生み出せる笑いや恋愛が上手い具合にサマータイムの設定とマッチして良かったです😃😃
基本的に突如発見したタイムマシーンに乗って壊れる前のエアコンのリモコンを取りに行く話と結構SFループもことしてはこじんまりしている。
ですが、その過程に複数の点・伏線がが存在しており昨日に戻ることで線になっていく‼︎
線になったとき、一個一個の点に笑ってしまうし、ちょっぴり感動してしまうそれが今作品の魅力‼️
城ヶ崎 が過去に戻る時とかはめちゃくちゃ面白かったです。
また、タイムループものではあるが主人公が自分語りをする設定のおかげで、違和感なくループの仕組み解説を挟み込んでいる😂😂

今作品は、というか森見登美彦原作は京都大学出身とのこともあり、京都が舞台になっています。
実は個人的に将来は京都に住みたいなと考えています。その子供の頃に見たキッカケが『名探偵コナン迷宮の十字路』です。その映画の影響で京都が好きになりした‼︎
そして今作品はその気持ちがさらに増した作品でもあります😍😍
鮮やかに、そしてのどかに映し出される鴨川沿いの景色・そして明るい歴史のある街並みがアニメーションで映し出されている。
その景色を見ていると、京都の大学でキャンパスライフを過ごしたかったなと後悔の念が押し寄せます(笑)
(実家が大阪なので一人暮らしできないのですが…)
今作品は映画としても面白いし、自分自身も不思議な気持ちにしてくれます(笑)
また、いつか見返してみようかなと思います‼️
もしこの作品が気に入った方は『四畳半神話体系』『夜は短し歩けよ乙女』も見てみてください‼️