原作は数年前に一度一通り読んだが、あえて復習をせずに鑑賞。(事実結構話の筋は忘れてた)
元々好きな上原ひろみの音楽を楽しむつもりで、仕事終わりに観に行った。
想定以上。
ただただ圧倒された。
大の猪突猛進の突破力に泣く。
ゆきのりの心を抉る挫折に泣く。
たまだの自分の心の震えを信じたひたむきな努力に泣く。
みんなで力を合わせて頑張ろう的なありがちな青春譚でもなく、それぞれが自分の心と向き合う話。
何よりもライブの映像演出がヤバい。
コミックスに音をつけました、なんてレベルじゃない。ただただ音楽を中心にした映像表現に、どんどん引き込まれる。
葛飾ジャズフェスティバルとラストのライブの映像は、どう泣き声を治めるかに必死に。
3Dの表現が多少気になったとしても、それを帳消しにする演出。
スラムダンクしかり、日本のアニメの底力を感じた。
