劇場2023-22 TCサクラマチ
ビッグコミック連載作品のアニメ化映画。
原作冒頭だけ既読。ヨーロッパ編の同supreme、現在連載中の同explorerは未読。
あまり積極的にアニメ作品は観に行くわけではないが、昨年公開の『THE FIRST SLAM DUNK』で最近のアニメの精緻さ、完成度の高さにすっかりやられて、アニメ作品見直した!そこで評判高い本作も鑑賞。
結論から言うと、何ともこれも凄い作品でした。凄まじい作品!「激しい」作品。
そしてこれは劇場で観ないとダメな作品!
ジャズに魅せられた、主人公・テナーサックス奏者・宮本大の仙台から東京時代を描いた本作。
青い、いや青臭いまでの純真さを持って目標に向けてまっしぐらの姿。世界一のJAZZプレーヤーになるという行動原理が本当に熱い!
大は丸3年内半年はレッスン受けたものの、主に一人でサックス練習に浸り、大望胸に上京。そこでクールな天才ピアニスト雪祈と出会い、そして同郷でドラム経験もない玉田とトリオを組み活動開始。
そこから日本一のJAZZクラブSO-BLUEでの3人の奮闘、挫折、友情、周囲の支えを描く。
と、ここまではどう見たらスポ根モノの音楽版=努力・友情・対立・挫折・成功・旅立ちの構図になるのはわかっている。ほんとにその通りの作品なのだが、
泣ける!斬新な映像表現手法、音楽映画ならではの表現方法!大画面、大音響、フラッシュ感満載で大迫力(^^)これサントラ買わんといかんです。
途中でインサートされるインタビューシーンは原作のままだが、これもストーリーのチェンジオブペースに効いている。
いいんです。ストーリーは分かりきったっていいんです。上原ひろみさんの音楽監修が、
いいんです。雪祈に襲いかかる悲劇がまた
酷いんです。いかにも定められたような運命
酷いんです。玉田のお母ちゃんに掛ける電話
いいんです。泣かせるんです。でもでもでも
今なんです。今しかない、今しかないんです
冒頭の絵柄、やけに拙い感がして???と思っていたのですが、ストーリーが進むにつれ絵柄の仕上がり、動きが全く変わってきて精度が上がってきたような、、、これも狙いだろう。
映画館でしか楽しめない気がするので、もう一度彼らJASSの伝説のライブ感じに行こうか。