「それでも生きるんです」「希望があります」「生きる事を諦めないでください」「戦争って酷いものですね」
山本幡男さんが言ったその言葉に何度も胸を打たれた。どんなに苦しく過酷で、仲間が死んで、歪みあって、気が狂いそうな状況で、ダモイの為に希望を持って妻との約束を果たそうとする山本さんの姿に本当に苦しく、胸を打たれた。
今の私たちのこの当たり前で、平凡で、平和な毎日が当たり前に過ごせる事、くだらない話をして友達と笑えること、家族と一緒にご飯をお腹いっぱいに食べて寝れること、勉強できて、恋をして、笑ったり泣いたり出来ること、全てが愛おしくて、かけがえのないもので、宝物である事を改めて痛感した。
