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ラーゲリより愛を込めてのtsukuruのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.2
主のテーマ【希望】を軸に、戦争の悲惨さ、いかなる環境下でも人間らしく生きることの難しさ、家族と過ごす日常の大切さが描かれています。

戦争映画は、戦争を知らない世代としては客観視しながらどこまで感情移入できるかが評価の鍵でした。
ところがウクライナ侵攻やパレスチナ問題に心痛める近年は、以前ほど戦争を他人事として捉えられないような… 戦争に関する様々な人や出来事に感情移入しやすくなってる気がします。

だからかなー?
もう嫌になっちゃうくらい泣けたー!
何度も何度も、ってか中盤からずーっと泣いてたような?
途中で涙腺パッキンが壊れちゃって、もう息子を戦地に送り出す母ちゃんの表情だけでスイッチオン状態。
映画館に観に行きたかったけど行けなくて良かったー!
人前だったらヤバかったな 汗

事実をもとに作られた完成度の高い名作は数あれど、本作は そんなんじゃない。
そんなものは目指してないと言わんばかりの泣かせに徹した波状攻撃に、まんまとやられた身としては潔しと褒めるしかないです。
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