きま

ラーゲリより愛を込めてのきまのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.4
設定が泣かせにきてる。
戦争映画‥というよりは、敗戦後に戦争犯罪者としてソ連の収容所で長期間強制労働を強いられるお話し。
すごく悲惨。悲惨の連続だけど、観るのが辛すぎてしんどい‥というわけではない不思議な力のある映画。
それは主人公が、常に希望を胸に生きてるから。どんな暴行を受けようと、裏切りにあおうと。それにしても、せっかく帰国できると思わせといて、追加で25年も牢獄を告げられるのは辛すぎる。
主人だけでなく、どの人間も自分の安全より家族の無事を思い続けてるのが素敵すぎる。
最後に一目観たかった、こんなことならもっと感謝を伝えておけば良かった、別れはあまりにも突然で、常に後悔のないように生きたいと思えた。
綺麗な空を眺め、美味しいご飯を食べ、こうして家族と話せる。そんな当たり前に感謝をしたい。
きま

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