このレビューはネタバレを含みます
離婚届けにサインする直前の夫婦を描いた作品。
結婚生活の終わりを迎える男女の最後の1日が
美しく、上品に描かれています。
中盤以降のかなりパンチが効いた展開にも驚かされました。
東京国際映画祭での受賞も納得です。
長年連れ添った夫婦の終わり
一大事だからきれいに終わりたい
大事に過ごしたい
けど、現実はこんなものよ、と。
映像の美しさ、余白、構成、
ヨーロッパの映画を彷彿とさせました。
自分の人間関係にも置きかえて
向き合い、考えさせる
そんな時間が心地よかったです。