不可触民であるダリトの女性記者たちを描くドキュメンタリー。
インド映画や本などでカースト制度や不可触民の実態は少しは知っているつもりだったけれど、フィクションや文字で理解するのと現実は全く異なる。こんなことが現代社会で起こっている、しかも警察の動きも鈍いなんて信じられない、けどそれが事実。
「権力を持つものの責任を問う」それが彼女たちの会社のポリシーだけど、記者が何人も殺害されるインドではまさに取材も命懸け。これがジャーナリズムなのか。
日本はインドより報道の自由度は格段に上だけど、彼女達みたいに命懸けで取材ができているのかな。と思ってしまった。
この映画ではカーストの問題と同時に女性の地位の低さについても問題視されているわけだけど、ジェンダーギャップ指数ランキングではインドは127位で日本は125位らしい。ここで起こっていることが他人事だとは思えずゾッとする。