S・キングの息子、ジョー・ヒルの短編集『20世紀の幽霊たち』に収められている『黒電話』が原作。
ずいぶん昔に読んだので、
少年が監禁されて…
程度しか覚えておらず
こんな設定あったっけ?
こんなキャラ出てきたっけ??
と探り探り鑑賞。
家に帰って原作を確認し
この短編を、良くここまで
エンターテイメントにまとめたな!
と改めて感心。
痛みと暴力と恐怖に
ほんの少しホラー要素、超常現象を添えて
なかなか面白い作品になっていました。
主人公フィーニーとその妹グウェン
グウェンは原作に無いキャラ
それがとても大切な役回りになっていて
尚且つ、彼らの家庭環境を背景に据えることで
改めて2人の繋がりが見え
作品の良さの半分位は、2人の演技に依るものと言っても良い。
最初頼りなげなフィーニーが
終盤には逞しくカッコ良く見えてくるのも良い。
犯人について深く描かれることはなく
映画として物足りなさを感じる向きもあるかもしれないが
そこは原作も同様。
「得体の知れない狂人」と言う存在で
むしろ不安や恐怖が駆り立てられるところがあるかも。
ということで
イーサン・ホークである必要性は正直無かったよね(^o^;)