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デューン 砂の惑星PART2のmmmのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞。
映像美、音楽の迫力は心だけじゃなく体を震わす。鑑賞ではなく体感するのが本作。
圧倒的な熱量と、テンポよく進む物語。色々詰め込まれている感はあるが、、まだまだあの世界に浸っていたい。

白黒で描くシーンもまた魅力たっぷり。白黒でもレアセドゥはキレイ。

この映画が2500円程度で味わえるのは贅沢。

圧倒的な力、パワーである。良いセリフがあったとか、、、否、映像と音のパワー!映画の魅力の一つ、パワー!
セリフではなく、映像! 役者の顔で表す、だから顔のアップが多い描き方。

序盤はこの物語は自作まで続くのかと思わせたが、ラストで怒涛に進んでいく。あっという間に解決していた。主人公の未来を見通せる力があるからだ。
ただ、ティモシーシャラメの神化と、デンゼイヤとの関係性、にはハッピーな形では終わらない。そこもまた魅力。デンゼイヤも神化を賛同していてはダメで、彼女のみが彼の元の良心を覚えている、表している。
彼もまた、何者にもならず、ただ彼女を愛し続けたかった。が、自分に定められた運命に従って進まざるを得ない、、彼女を犠牲にしないといけない葛藤。

フランク・ハーバートが小説を書いたとき、彼には明確な意図があったという点です。

ハーバートはこの作品を訓話として、具体的には『メシア的人物に対する警告』として受け取ってほしいと思っていましたが、実際には逆の受け止められ方をしました。ハーバートはポールをアンチヒーローとして描いたつもりだったのに、読者の多くはポールを英雄だととらえたのです。そこで彼はその認識を正すべく、続編『デューン 砂漠の救世主』を書きました。わたしは今回の映画化において、フランク・ハーバートの最初の意図に近づけようとしているのです。つまりこの映画は警鐘であり、世界には、ゼロかイチかではないニュアンスがあることを示しているのです」
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