MasaichiYaguchi

デューン 砂の惑星PART2のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.3
砂漠に覆われ、巨大砂虫サンドワームが支配する惑星デューンを舞台に、ハルコンネン家の陰謀によって一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポールの復讐が、革命と愛、恐怖と畏怖を交えながら壮大に繰り広げられていて胸が躍ります。
その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦いは、ハルコンネン家の陰謀によって、アトレイデス家の後継者ポールを除いて一族を滅ぼされてしまう。
ポールは臥薪嘗胆の末、遂に反撃の狼煙を上げる。
砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。
ポールという一人の男が英雄になり、やがて神格をまとっていく、そして叙事詩が神話になっていき、物語世界がどんどん拡張してスケールが壮大になっていくプロセスを、映画で久し振りに見たような気がする。