けんハロ

デューン 砂の惑星PART2のけんハロのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

0.8:0.9:0.9:0.9:1.1

鑑賞後にあぁ映画見たなぁ!って思えた作品でした。

まず、終盤のアクションが最高でしたね!
砂虫に乗って攻め込んでいく姿は地上戦の圧倒的な強さと敵側の絶望感が出ていてすごく良かったです。

あとは、主人公の能力。
未来が見える能力ではなく未来の可能性が見える能力だと分かったことで前作や今作の前半のシーンが未来を変えたというわけではなくその結果に至る道以外の選択をしたことによるものであったという伏線回収が気持ちよかったです。
しかも、何でもできる能力ではなくあくまであらゆる可能性未来が見えたうえでその中から選ばなければならないというレベル感であるためドラマ性としても強く、あらゆる未来の中でチャニと離れてでもこの洗濯がポールにとって最善であったという気持ちがひしひし伝わりました。
これってこの能力があるから抱える問題って訳ではなくて自分の人生を統治する自分であったり、家族を統治する大黒柱であったり、自分の業務を統治する上司であったり、国を統治する立場であったり、この世のあらゆる統治においてぶつかる悩みでありそういったミクロからマグロまで存在する問題を設定としてぶち込んでくるのは上手いなぁと思いました。

気になった点としてはとにかくこれ
「どこもかしこも尺足らず」
あらゆるシーンが首の皮一枚で繋がっていて、あれ?あれ?と思うところが多かったです。
セリフの節々や演出から読み解く必要がある場面が多かった印象です。
あと終盤の戦闘をもっと見たかったです。

チャニの瞳に映るものがⅢで影響したくるのか?
続きが楽しみです!!
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