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デューン 砂の惑星PART2のEDDIEのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.8
大興奮の砂虫ライディング!!
一見内輪揉めな一族争いを宇宙の大規模で描くシリーズ第二弾。
シャラメの予言者かつ救世主としての成長譚。葛藤や挫折は浅いし悪役もあっけないけど音と圧巻のスケールでお釣りが来る出来ではあった。

▼1作目のレビューはこちら
https://filmarks.com/movies/82861/reviews/121463899

今回の2作目、主人公側を除けば、最も存在感を放ったのがオースティン・バトラー演じるフェイド=ラウサ。この只者でない雰囲気とデイブ・バウティスタ演じるラッバーンを小物に見せる説得力は素晴らしかったです。
こいつはポールの前に立ちはだかる強き壁になるぞと期待させてからの…なんと話の流れが弱い。結末それかよ、と。

ただ1作目がハマってない身としては思いのほか結構楽しめましたよ。正直166分の長尺も気にならないぐらいに没入できたんです。
とはいえもうね、、、デイブ・バウティスタがいいとこなさすぎて居た堪れなくて可哀想でしたよ。がんばれ!負けるな!
バウティスタ演じるラッバーンはWikipediaの紹介文が「残虐の性格の持ち主」。
いや、何事もうまくいかなくてイラついて部下に八つ当たりしまくるクソ中間管理職ですよ!笑

それなりに面白かったってのはやはり映像面ですかね。スケールがかなりでかい。
ただアクションは凡庸だし、主人公の成長の見せ方も浅いし、クライマックスが全然アガらない。
キャラはたくさん出てるんだけど、バウティスタとバトラー以外が魅力なさすぎてなんだかなぁって感じです(あくまで個人の感じ方です)。
一番仕事したのはハンス・ジマー。ありがとうハンス・ジマー。

〈キャスト〉
ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)
チャニ(ゼンデイヤ)
レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)
ガーニイ・ハレック(ジョシュ・ブローリン)
フェイド=ラウサ・ハルコンネン(オースティン・バトラー)
皇女イルーラン(フローレンス・ピュー)
グロッス・ラッバーン(デイヴ・バウティスタ)
シャッダム4世(クリストファー・ウォーケン)
レディ・フェンリング(レア・セドゥ)
ウラディミール・ハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)
ガイウス・ヘレン・モヒアム(シャーロット・ランプリング)
スティルガー(ハビエル・バルデム)
シシャクリ(スハイラ・ヤコブ)
アリア・アトレイデス(アニャ・テイラー=ジョイ)

※2024年新作映画41本目
※2024年劇場鑑賞39本目
※ドルビーシネマにて
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