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デューン 砂の惑星PART2ののぐちのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.7
序章として静かな展開の多かった1作目とは打って変わって、物語が大きく動き出して派手な展開が多く楽しめた。重厚なSFでありつつ、独特な宗教感も伴う世界観は素晴らしく、見終わった後の余韻も凄まじい。

前半パートは100点満点。ポールがフレメンとの信頼関係を築いていき、徐々に受け入れられて、最終的には信仰の対象になるまでの過程が気持ち良い。特に砂虫を手懐けるシーンはこの作品の1つのピークになっていた。

それに対して後半のハルコネン家への復讐パートに関しては前半と比べると抑揚が少なく、間延びした印象。3時間弱という尺の長さを感じてしまった。ただし、今作の敵役のフェイド=ラウサのカリスマ性、存在感は圧巻。

相変わらず横文字用語のオンパレードなので、前作の予習は必須。

※約2年ぶりに吹田のIMAXレーザーGTにて鑑賞。トップガンに負けず劣らずの最高の映画体験になった。
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