ポールは目醒める。目醒めのその先の道とは
圧倒的映像力！圧倒的映像力！なのだが…前作同様やはり自分には合わなかった…フレメンの宗教性や価値観、ハルコンネンの国の有様など面白くならない訳が無いのだが、なぜか冗長に感じてしまった。
でも前作よりは少なくともエモーショナルな展開やアクションが増え面白かったとは思う。ポールが最終試験のサンドワームに乗るとこのシーンではあまりの迫力でこちらも体験してるかのような印象を覚えたほど。サンパーの劇場に響く重低音はとにかく感動を覚えた。
そして絶対に語らなければならないヴィランのフェイドラウサ。モノクロの世界で行われたためか残虐性がより視覚化され決闘シーンの演技力は圧巻。そのためかハルコンネン家全体の扱いが次の展開に進むためなのかもしれないが雑だったのも少々気になった。
ここまで自分には合わない映画だと分かっているがポールが命の水を飲み覚醒した時の演説の迫力を見てしまうと、フレメンやポールの母の宗教性に当てられたかのように続きを追ってしまいたくなる。
