お酢

デューン 砂の惑星PART2のお酢のレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.0
メーヴェの次に乗りたいやつが砂虫に決まりました。
アニャ・テイラー=ジョイとレア・セドゥめちゃくちゃ楽しみにしてたらさらっと出て終わりでちょっと拍子抜け。
特にアニャのありゃ続編なきゃ納得できない!続きを観せてくれーっっ!
レア様はあの短いシーンでも魅力爆発していてクラっと来ました。

それに対してフローレンス・ピューはしっかり出ていて、さすがの貫禄が役にハマっていて良かった。
オースティン・バトラーのフェイド・ラウサ、ありとあらゆる毛がないのにあのかっこよさと内なる狂気はカリスマ性としか言いようがない。

ストーリー面では、様々な陰謀絡み合いメシアに祀り上げられていくポールを失望と愛憎入り交じる瞳で見つめるチャニの視点が良かった。
預言をそのまま預言とせず、プロパガンダだと描くところに現代性を感じた。

というかハルコンネンは本当に某共産主義国家だし、虐げられているのは元々住んでいた原住民(それも有色人種)でそれを救うようでいて結局自分の利益ばっかり考えるのは白人コミュニティだし、これって重厚なSF映画の皮の下に痛烈な風刺のあんこがぎっしり詰まってるってコト?
そんなところも含めてやっぱりドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は最高のSF映画クリエイターだなと思うのでした。
ゆっくり休んだら続きを観せてくれーっっ!
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