このレビューはネタバレを含みます
よくここまで小劇場的な展開のお芝居を映画化しようと思ったな！？と後半は笑いを堪えながら観ていたけど、映画だからこそ描ける各部屋、暮らしぶりのディティールを加えることでよりこの展開を「現実からの超越」たらしめることができるとふんだんだろうなあ。
と思うとそれは成功してると思うし、でもそんな小難しいこと考える必要もなく面白かった。
私たちは好きな人がいたら一緒にいたいし、2人で出来上がる小さな愛おしい世界がたくさんたくさん存在することでこの世の中はできあがってるんだよな。人間万歳！同じアホなら踊らにゃそんそん！
役者もみんな良かった！
客観的に見たら1番やばいパラサイト状態の真知子と怜人も、真知子が被害者にならないのは結局「かわいいから家にいれちゃったし、なし崩し的にやっちゃったけどかわいいからいいか」の気持ちがあるからだし、そこに納得感を持たせる菊池風磨のキャスティング！素晴らしい！かわいい！
にしても、今回は根性で時間を戻して関係を取り戻したけど、あれ？こいついらなくない？なんで好きだったんだろ？ってふと我に帰った瞬間にサラッと別れるんだろうな、4人とも……。そういうとこも含めてリアルだった。
