原作は藤沢周平の短篇集『橋ものがたり』の中の一編の🎬化ですが・・正直な感想ですがこの作品は良く理解出来なかった。
長屋で筆作りの内職をしている浪人は同じ長屋に住む船頭から一緒に暮らす女の様子を見張るように頼まれる。
元は船宿の女将とお抱え船頭だった男は密通のうえに駆け落ちして隠れるように長屋で暮らし始めた・・しかし、女は退屈な日々に虚しさを感じ始めていた。
気晴らしの為に川向こうへと架かる橋を渡ってみたいとの思いに駆られるのだった。
居場所が露見する事を危惧して『橋を渡るな』と女に男は厳命するのだが・・隙間風が吹き始めたふたりの様子に浪人は自ら同じような事で自ら手に掛けてしまった妻の姿を重ね合わせていた。
そして覚悟を決めた女は橋を渡る決心をする、暴走して止めようとする男、身体を張って思い留めるように諭す浪人の切ない思いが交錯する橋の袂・・