数十年前に観て、不思議映画…という印象だけが残っていた。近年になって原作小説が出たので、読んで解像度上げてからの、4Kレストア版。白いドレスに身を包んだ少女たちが醸し出す空気感は儚げで甘美、ハンギング>>続きを読む
とにかくベティ・デイヴィスの怪演に見入ってしまう。彼女の顔立ち、少女がそのままおばさんになったような雰囲気があるので、この配役もはまっているし、なにより振り切れてるな!と感服するくらいの演技で精神を病>>続きを読む
不毛な土地の開拓に心血を注いで成し遂げた男の話かなと思いきや、主題はそうではなかった。しかしマッツさんは荒涼とした大地に立ち向かう姿が似合いすぎる。寡黙で揺るぎない決意をもって黙々と作業するマッツさん>>続きを読む
CANが音楽を担当とお聞きして、鑑賞。反復するギターの音が、自分を見失って、行き詰まりを感じている男の心境や母親が失踪して途方に暮れる少女の気持ちに寄り添って、行き先が不確かな旅という状況にも調和して>>続きを読む
ミッションに入る前の状況説明の部分がちょっと眠くなりました。ミッション突入してからは面白くなるんですが。沈んだ潜水艦ミッションのあたりは海洋パニック映画のようだし、AIがラスボスなので、デジタルっぽい>>続きを読む
以前に鑑賞。列車アクションが印象に残ってます。後編よりこちらの方が面白かったような。
このレビューはネタバレを含みます
広大なアメリカの道路ならでは成立する殺人タンクローリーに煽られ、粘着される恐怖ですね。最初から最後まで延々と車で走っている映画ながら、撮り方の視点や音で物言わぬタンクローリーの怖さや、主人公の心理的圧>>続きを読む
以前から観たかった作品でしたが、やっと観られた。
英国の田舎の農家の少年に育てられた強く逞しい馬が戦場に駆り出されて、色々な人の手に渡りながら、馬の視点を通しての戦争の理不尽さや愚かさが伝わる。そして>>続きを読む
ダウントンアビー劇場版ファイナル。てっきり2作目で終わりだと思っていたので、ファンにとってはお得感しかないフィナーレ。これで最後と思うと、ダウントンアビーの屋敷が映し出され、テーマ曲が流れただけで、も>>続きを読む
前作は娘たちと今回は孫たちと劇場鑑賞。
前作の記憶があまり無かったけど、やっぱり続編が初出を上回るのは難しいなと思いながら観てました。子どもたちが楽しめたならそれで良し。
あの眼鏡のケヴィン・スペイシー、東京03の角田さんにしかみえない!と気を取られていたら、シルベスタ・スタローンやアレック・ボールドウィンの実弟出てきて、スターを兄に持った弟の苦難よ、みたいな展開になっ>>続きを読む
チャップリンの作品はほぼ未見でしたが、以前流し見していた時、最後の演説の部分に見入ってしまったので、いずれちゃんと観ようと思っていた作品でした。
時の独裁者の言動を弄りまくって滑稽な人物にみせるチャッ>>続きを読む
デンマークの荒涼とした海辺の辺鄙で貧しい村の風景、人々の清貧ながら閉鎖的な暮らし、寒々としたそんな場所で外の世界からやってきたバベットが催す晩餐会に流れる柔和で心和む空間の温かさが印象に残りました。ク>>続きを読む
恋愛ものというより狂気をはらんだ男と女の不穏な心理サスペンス。
殺人事件の被害者と加害者に発展する未来しかみえないようなふたりの関係性でした。
映像や美術、音楽が格調高く美しく、とても見応えありました>>続きを読む
劇場型連続殺人のノンフィクション作品として演出過多になり過ぎず、それでいて目が離せない緊張感のある構成で絶妙な塩梅の作品でした。捜査に関わった刑事や犯罪を報道した記者、そしてゾディアック事件の記録本を>>続きを読む
オーメンの前日譚という興味で観ましたが、教会や修道院の陰湿な体質とか裏の顔がある設定はありがちな気がする。悪魔の子どもを出産することになる女性の妄想なのかリアルなのかわからないという混沌とした心理描写>>続きを読む
映画や海外ドラマでいろんなシャーロック・ホームズを観ていますが、ベイジル・ラスボーンとナイジェル・ブルースもナイスコンビ。1940年代のホームズとワトスン、原作をリスペクトしつつオリジナル作品としてち>>続きを読む
半世紀くらいぶりに鑑賞。子どものころこのシリーズは洋画劇場で観ました。最後の廃船のシーンはよく憶えていました。字幕版で見てもコーネリアスが山田康雄さんで、ジーラが平井道子さんで、博士が中田浩二さんで声>>続きを読む
実話ベースだけにリアリティ強めのマフィアの日常。金と保身のため脅しや殺し裏切りが日常茶飯事で、ひとつ間違えればいつ自分が殺されるかもしれないスリリングな人生。少年時代からギャングの世界に憧れ、足を踏み>>続きを読む
心の声をモノローグで語る主人公。素性をよく知らないまま情熱にまかせて結婚した夫が抱えていた心の闇。どう考えても何か起こりそうな不穏な設定に展開、陰影の効いた屋敷の雰囲気。でも主人公が立ち向かっていくタ>>続きを読む
オランダの田舎の並木道を走る黄色いバスいいなあと心惹かれてつい見始めた。映像の色調とか建物や家具の佇まいとか、音楽も好きな感じでした。来客にとりあえず缶入りクッキーをすすめる習慣がオランダにはあるのか>>続きを読む
ホームドラマに不穏分子を加えたらどうなるか、という舞台設定は面白かった。
叔父と姪の疑惑の心理劇がメインでありながら、周りの家族や関係者が舞台装置として効果的に機能していて、どの登場人物も印象に残りま>>続きを読む
少し昔のイタリアの小さな島の貧しい暮らしながらも豊かな叙情溢れる空気が伝わってくる作品でした。島の暮らしに閉塞感を感じている内向的な主人公が、外の世界からやって来た著名な詩人との交流を通して言葉を紡ぐ>>続きを読む
こういう古典的なホラーは良き。週末、田舎の邸宅に一同に会した人たちが自分の不思議な体験を話して聞かせるオムニバス形式の世にも奇妙な物語。マイケル・レッドグレイヴの腹話術師目当てで観ましたが、二重人格者>>続きを読む
実話ベースということもあってか臨場感があり、手に汗握りました。宇宙の怖さも伝わりました。月面着陸ミッションよりも人命最優先の帰還ミッションにスペシャリストたちが人智を結集して危機対応する姿は尊い。
英国の60年代のサブカルチャー史を当時30代だったマイケル・ケインが回想を交えてナビゲートするドキュメンタリー作品。ロンドンで60年代に花咲いた若者中心のムーヴメントは根深く残っていた階級社会に対抗す>>続きを読む
盗聴を仕事にしている男が、良心の呵責から疑心暗鬼に陥って精神的にどんどん追い込まれていく心理サスペンス。BGMの静かに流れるピアノの音が秘密主義の主人公の心情にマッチしていて、盗聴の裏側で陰謀が密かに>>続きを読む
冒頭、一本の道を挟んでジーン・ハックマンとアル・パチーノが出会うシーンからしてもう良作を予感させる。性質も見た目も凸凹なふたりの男のロードムービー。
ヒッチハイクに貨物列車に無賃乗車とかいかにもアメリ>>続きを読む
80年前に思いを馳せながら8月15日に視聴。時刻を追いつつのドキュメンタリータッチでとても臨場感がありました。
昭和のテレビドラマでお見かけした名優さんが勢揃いのうえ、その熱量も凄かった。
玉音放送直>>続きを読む
主人公が容疑者として追い込まれていくかんじがヒッチコック作品らしいと思いつつ、サイコパスな真犯人が身バレを防ぐため焦りまくってるトラックのシーンも面白かったです。
奥さんにトンデモ飯を食べさせられてる>>続きを読む
イーストウッドとマクレーンのキャラありきな男女コンビの珍道中西部劇でした。
相方が女性だと無骨な流れ者のイーストウッドもかなり緩い雰囲気で、生命力高めなマクレーンに振り回される感じも変化球で面白かった>>続きを読む
オープニングの緑のフォントが好きな感じと思いながらの導入部分、崖の空撮シーンからの主人公ズームアップの演出がなんとなく意味深だなと思ったら、結末があれだった。終わってみたらとてもサスペンススリラーっぽ>>続きを読む
ケビン・コスナーがサイコキラー役?に少々違和感でしたが、彼の中の二重人格「マーシャル」がウィリアム・ハートで、ふたりの会話を通じて心に葛藤があったり、共謀したりする見せ方は良かった。どう収まるのかとい>>続きを読む
121歳のご老人の語る人生は妄想込みの眉唾ものとも思えるような波瀾万丈過ぎる冒険譚だけれども、もしかすると歴史の真実に立ち会ったのかもしれないという描き方が面白かった。先住民に育てられた白人という設定>>続きを読む
ヘス一家の撮り方がホームビデオでも撮っているような視点で、何気ない普通の日常を撮っているようでありながら、映像の中に存在する違和感を映し出しており、とても気持ち悪くて恐ろしい。すぐそばの壁の向こう側の>>続きを読む
70年代の空気が映像や音楽から感じられて、好きな作風の映画。クリスマス休暇に取り残されたいびつで孤独な3人の魂が教師と生徒、使用人という立場を越えて、ゆるやかに人としてお互いの心に寄り添うようになって>>続きを読む