gingerさんの映画レビュー・感想・評価

ginger

ginger

映画(953)
ドラマ(69)
アニメ(0)

陪審員2番(2024年製作の映画)

3.6

もし主人公のような立場に立たされたら、と考えさせられる設定がすごい。もしかしたら自分が、ということに気付いてしまってから、終始動揺を隠しきれない主人公の苦しさが伝わって胃が痛くなる。心弱ってる時の車の>>続きを読む

ヘンリエッタに降る星(1995年製作の映画)

3.4

ロマンを求めて人生を彷徨う山師のおじいちゃんと猫コンビの映画だった。30年代ならではの壮大なアメリカンドリームとノスタルジーを感じられる作品でした。油田を掘り当てるための資金繰りに万策尽きたら危ないこ>>続きを読む

荒野の誓い(2017年製作の映画)

3.6

これは重厚なロードムービー西部劇で激渋なクリスチャン・ベイル。広大な荒野の風景の中を旅の隊列がゆっくり進んで行く映像が美しい。
インディアン戦争を経て、魂は未だ憎しみに囚われている大尉が、敵だった首長
>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.6

ほぼ一人芝居の地味系なSFだけど、徐々に謎が明らかになっていくミステリー形式な展開で面白く観られました。宇宙開発と企業の組み合わせは不穏な感じしかないし、AIも企業の利益遵守のイメージでしたが、ガーテ>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.4

モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンのキャラはお二人の個性にぴったりだし、話の展開もだいたい先が読める感じでしたが、おふたりのやりとりが醸し出す空気感を楽しむ作品かなあと思います。
余命宣告され
>>続きを読む

パディントン 消えた黄金郷の秘密(2024年製作の映画)

3.7

パディントンを観ると毎回とても愉快で幸せな気持ちになるなぁ。子供向きのお話ではあるけど、大人でも笑えるポイントが沢山あるし、そして泣ける。パディントンのドジっ子要素はいつもより控えめ。今回はアントニオ>>続きを読む

召使(1963年製作の映画)

3.4

独り立ちできてない貴族の男と召使いの男の立場が徐々に逆転していく心理劇。
なんかこうセレブがスピリチュアル系の一見親切な人に精神を乗っ取られて、洗脳され、生活も支配されていく過程をみているようで、普遍
>>続きを読む

プロジェクト・ヘイル・メアリー(2026年製作の映画)

3.4

ちょっと思っていたのと違いました。もっと困難なミッションの本格派SF映画を期待していたんですが、どちらかというと異星の生命体とのハートフルなバディもののファンタジーな印象が強め。地球の運命をたったひと>>続きを読む

荒野に生きる(1971年製作の映画)

3.4

冒頭で熊に襲われて、瀕死の怪我を負い、仲間に置き去りにされ、地面に這いつくばってる状態のリチャード・ハリスさんが小一時間続くわけですが、そこから徐々に復活していくくだりは結構見応えありでした。「レヴェ>>続きを読む

ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)

3.4

日々の生活を平穏に暮らしていた市井の人々が戦争によって日常を奪われていくさまを丁寧に描いていて、興味深く観ました。が、最後の牧師の言葉が取ってつけたように一般の人々にも戦意高揚を訴えるプロパガンダだっ>>続きを読む

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.7

数十年前に観て、不思議映画…という印象だけが残っていた。近年になって原作小説が出たので、読んで解像度上げてからの、4Kレストア版。白いドレスに身を包んだ少女たちが醸し出す空気感は儚げで甘美、ハンギング>>続きを読む

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.6

とにかくベティ・デイヴィスの怪演に見入ってしまう。彼女の顔立ち、少女がそのままおばさんになったような雰囲気があるので、この配役もはまっているし、なにより振り切れてるな!と感服するくらいの演技で精神を病>>続きを読む

愛を耕すひと(2023年製作の映画)

3.6

不毛な土地の開拓に心血を注いで成し遂げた男の話かなと思いきや、主題はそうではなかった。しかしマッツさんは荒涼とした大地に立ち向かう姿が似合いすぎる。寡黙で揺るぎない決意をもって黙々と作業するマッツさん>>続きを読む

都会のアリス(1973年製作の映画)

3.6

CANが音楽を担当とお聞きして、鑑賞。反復するギターの音が、自分を見失って、行き詰まりを感じている男の心境や母親が失踪して途方に暮れる少女の気持ちに寄り添って、行き先が不確かな旅という状況にも調和して>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

3.5

ミッションに入る前の状況説明の部分がちょっと眠くなりました。ミッション突入してからは面白くなるんですが。沈んだ潜水艦ミッションのあたりは海洋パニック映画のようだし、AIがラスボスなので、デジタルっぽい>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.6

以前に鑑賞。列車アクションが印象に残ってます。後編よりこちらの方が面白かったような。

激突!(1971年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

広大なアメリカの道路ならでは成立する殺人タンクローリーに煽られ、粘着される恐怖ですね。最初から最後まで延々と車で走っている映画ながら、撮り方の視点や音で物言わぬタンクローリーの怖さや、主人公の心理的圧>>続きを読む

戦火の馬(2011年製作の映画)

3.7

以前から観たかった作品でしたが、やっと観られた。
英国の田舎の農家の少年に育てられた強く逞しい馬が戦場に駆り出されて、色々な人の手に渡りながら、馬の視点を通しての戦争の理不尽さや愚かさが伝わる。そして
>>続きを読む

ダウントン・アビー/グランドフィナーレ(2025年製作の映画)

4.0

ダウントンアビー劇場版ファイナル。てっきり2作目で終わりだと思っていたので、ファンにとってはお得感しかないフィナーレ。これで最後と思うと、ダウントンアビーの屋敷が映し出され、テーマ曲が流れただけで、も>>続きを読む

ズートピア2(2025年製作の映画)

3.4

前作は娘たちと今回は孫たちと劇場鑑賞。
前作の記憶があまり無かったけど、やっぱり続編が初出を上回るのは難しいなと思いながら観てました。子どもたちが楽しめたならそれで良し。

ブラザーサンタ(2007年製作の映画)

3.1

あの眼鏡のケヴィン・スペイシー、東京03の角田さんにしかみえない!と気を取られていたら、シルベスタ・スタローンやアレック・ボールドウィンの実弟出てきて、スターを兄に持った弟の苦難よ、みたいな展開になっ>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

3.8

チャップリンの作品はほぼ未見でしたが、以前流し見していた時、最後の演説の部分に見入ってしまったので、いずれちゃんと観ようと思っていた作品でした。
時の独裁者の言動を弄りまくって滑稽な人物にみせるチャッ
>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.8

デンマークの荒涼とした海辺の辺鄙で貧しい村の風景、人々の清貧ながら閉鎖的な暮らし、寒々としたそんな場所で外の世界からやってきたバベットが催す晩餐会に流れる柔和で心和む空間の温かさが印象に残りました。ク>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

恋愛ものというより狂気をはらんだ男と女の不穏な心理サスペンス。
殺人事件の被害者と加害者に発展する未来しかみえないようなふたりの関係性でした。
映像や美術、音楽が格調高く美しく、とても見応えありました
>>続きを読む

ゾディアック(2007年製作の映画)

3.7

劇場型連続殺人のノンフィクション作品として演出過多になり過ぎず、それでいて目が離せない緊張感のある構成で絶妙な塩梅の作品でした。捜査に関わった刑事や犯罪を報道した記者、そしてゾディアック事件の記録本を>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.0

オーメンの前日譚という興味で観ましたが、教会や修道院の陰湿な体質とか裏の顔がある設定はありがちな気がする。悪魔の子どもを出産することになる女性の妄想なのかリアルなのかわからないという混沌とした心理描写>>続きを読む

シャーロック・ホームズ 殺しのドレス(1946年製作の映画)

3.4

映画や海外ドラマでいろんなシャーロック・ホームズを観ていますが、ベイジル・ラスボーンとナイジェル・ブルースもナイスコンビ。1940年代のホームズとワトスン、原作をリスペクトしつつオリジナル作品としてち>>続きを読む

新・猿の惑星(1971年製作の映画)

3.4

半世紀くらいぶりに鑑賞。子どものころこのシリーズは洋画劇場で観ました。最後の廃船のシーンはよく憶えていました。字幕版で見てもコーネリアスが山田康雄さんで、ジーラが平井道子さんで、博士が中田浩二さんで声>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.5

実話ベースだけにリアリティ強めのマフィアの日常。金と保身のため脅しや殺し裏切りが日常茶飯事で、ひとつ間違えればいつ自分が殺されるかもしれないスリリングな人生。少年時代からギャングの世界に憧れ、足を踏み>>続きを読む

扉の陰の秘密(1948年製作の映画)

3.5

心の声をモノローグで語る主人公。素性をよく知らないまま情熱にまかせて結婚した夫が抱えていた心の闇。どう考えても何か起こりそうな不穏な設定に展開、陰影の効いた屋敷の雰囲気。でも主人公が立ち向かっていくタ>>続きを読む

孤独のススメ(2013年製作の映画)

3.4

オランダの田舎の並木道を走る黄色いバスいいなあと心惹かれてつい見始めた。映像の色調とか建物や家具の佇まいとか、音楽も好きな感じでした。来客にとりあえず缶入りクッキーをすすめる習慣がオランダにはあるのか>>続きを読む

疑惑の影(1942年製作の映画)

3.4

ホームドラマに不穏分子を加えたらどうなるか、という舞台設定は面白かった。
叔父と姪の疑惑の心理劇がメインでありながら、周りの家族や関係者が舞台装置として効果的に機能していて、どの登場人物も印象に残りま
>>続きを読む

イル・ポスティーノ 4K デジタル・リマスター版(1994年製作の映画)

3.6

少し昔のイタリアの小さな島の貧しい暮らしながらも豊かな叙情溢れる空気が伝わってくる作品でした。島の暮らしに閉塞感を感じている内向的な主人公が、外の世界からやって来た著名な詩人との交流を通して言葉を紡ぐ>>続きを読む

デッド・オブ・ナイト/夢の中の恐怖(1945年製作の映画)

3.6

こういう古典的なホラーは良き。週末、田舎の邸宅に一同に会した人たちが自分の不思議な体験を話して聞かせるオムニバス形式の世にも奇妙な物語。マイケル・レッドグレイヴの腹話術師目当てで観ましたが、二重人格者>>続きを読む

アポロ13(1995年製作の映画)

3.5

実話ベースということもあってか臨場感があり、手に汗握りました。宇宙の怖さも伝わりました。月面着陸ミッションよりも人命最優先の帰還ミッションにスペシャリストたちが人智を結集して危機対応する姿は尊い。

マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!(2017年製作の映画)

3.5

英国の60年代のサブカルチャー史を当時30代だったマイケル・ケインが回想を交えてナビゲートするドキュメンタリー作品。ロンドンで60年代に花咲いた若者中心のムーヴメントは根深く残っていた階級社会に対抗す>>続きを読む