一見かわいいメロディー、なのに難解な詩…聴けば聴くほど「たま現象」が本当にあったことが不思議で…。
いつか誰かが書いた気持ち溢れるブログを読み漁ったりする中で映画があることを知った。生きること、死ぬこ>>続きを読む
2015年、18歳だった自分はどこかで絹や麦とすれ違っていたかもしれない。
井の頭線に揺られて下北沢で降りて、生活音だけが広がる住宅街を抜けて新代田FEVERに向かうのが好きだった。>>続きを読む
両親が藁にもすがる想いで手にした水、まーちゃんがこっそり飲ませたコーヒー。勝手に水を入れ替えた叔父さんも次に会うときには一つの選択肢として居場所を提示したように、それぞれの優しさに守られていることに気>>続きを読む
冒頭のカーラジオの選曲がFM813だったり、時折映る今ヶ瀬の部屋の暗さと抱える感情・恭一の部屋のコンクリート壁から伝わる冷たさだったり、目に見えた部分よりも周りの物から人物がよく映ってた気がする…
自>>続きを読む
時代背景も重なり、子どもでは理解できないからこそ感じる理不尽(大人にとっては事情として割り切れるが…)に憚られる場面が多く…。だからこそ、ビリーとマイケルが在るべき姿で迎える舞台にぐっ>>続きを読む
物語はさることながら役者さんが適材適所でキャスティングの妙を感じた。
柴田理恵さん演じる霊媒師が妻夫木邸を除霊する際に「生きてるから痛みを感じるの」と優しく諭す言葉は、普段ならなんてことないのだろ>>続きを読む
言葉遣い、所作…彼女の立ち振る舞いの綺麗さ・丁寧さが折り重なって「りんこさん」という女性が自然にそこで生きているのだと、なんだかドキュメンタリーでも観ているんじゃないかと。
りんこさんの母が見せた、>>続きを読む
幼い頃に観た覚えが薄っすらあるものの、場面場面の記憶しかなく。
次いつ映画館で観れるかわからないから行ってきたけど、良かった…!
文明の発展と生命の共存は、人間が支配でもって豊かにしようとする限りは>>続きを読む
公開当時、気になっていたのに劇場に行かなかったことを悔やむ。邪推や邪念を取り払おうとしたってそう思っている時点でもう意識してしまっているし、純粋に作品を楽しむ機会を逃したなと。
伊藤沙莉ちゃん演じる>>続きを読む
隠蔽していた枢機卿が栄転したのに絶句し、事件があった地名の数に言葉を失った。
もし自分が、深く信じ、信頼し、祈りを捧げていた対象が罪を犯していたとしたらーーー。
ハートフルでロマンチック。
タイ映画は初めてかも。
ソーンとエーン。顔も姿もわからない、日記を通して惹かれ合う2人。
見守り方は違えど子どもたちを想う気持ちが互いを結ぶきっかけとなるのもまたいい…。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「1人だけ優しくしてくれたから」
ひとりを惨殺した直後に、ひとりを逃がすシーン。ジョーカーの誕生は突然変異ではなく、アーサーあってこそなのだと…。あまりにも衝撃的だった。いっそ皆殺しにしてくれたなら、>>続きを読む
絶望の先に広がる海、悲しみから得た希望の先に広がる雲海。
決定的な何かによってではなく、少しずつ少しずつ前を向く姿。
最後が圧巻だった。
初めて今泉監督の作品を観たかも。
新しい「好き」に出会えたような。
夏目の他者への接し方(小学生・中学生・大人と誰に対しても同じ目線で踏み込まずにそっと見守る)に彼の優しさと魅力がとても出ていた。相手>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
退屈…というか救いがないのだけども、ラストで窓を開けて新しい風を受けながらまだ少し暗い朝に伸びをするシーンに「そうだよね、続いていくよね」なんて思ったり。
葉山先生はレッドカードで一発退場です。
こんなに好きな作品に出会えたのは久しぶり。
小さい頃、「夕方の青い時間が好き」と言ったら母親に「何言ってるの、夕方は赤だよ」と返されたのをけっこう引きずって生きてる。だから、この物語で夕方の青が切り取>>続きを読む
コピルアックという小さな魔法。
「毎日真面目にやっていれば、そのうちお客さんも来るようになりますよ。」
「来なかったら?」
「その時はその時です。」
こんな感じで暮らしたい。
誰かと一緒に食べる>>続きを読む
会社の人に勧められて、初めてのコナン作品。
伏線回収!なお米のくだり。
目が覚めたら夢も覚める。
あんなに必死な想いも残らないなんて。
空と光の射し方が綺麗だった。
このレビューはネタバレを含みます
見終わった瞬間の絶望感。
しばらくうなだれた…。
この映画をエンタメというフィルターをかけた上でも「面白い」と感じてしまったら、今まで自分が大切にしてきた死生観や倫理観が雪崩のように一気に崩れていくだ>>続きを読む