たとえサンタになれなかったとしても、論理で幻想を守ることもできるはず
精神疾患だけでなく家父長制や老いと介護など様々な問題が背景にあり、疾患は表象でなく、人生の要素のひとつであることを突きつけられ、このドキュメンタリー(人生)に対して良し悪しのジャッジを下せない
シス男性をトランス女性として配役することが、トランスフォビアを助長してきたという歴史に、このドキュメンタリーが出て4年経ってもなお内省しないエンタメ業界
第9地区やX-MENを想起し、戯画的でわかりやすいが、どうやらトマ・カイエはバンドデシネ作家らしくなるほどね
マジックリアリズムのバランス感覚がめちゃくちゃ好みだった
ていうか普通に演出うまい
オカルトものとしてもバトルものとしても観たいもの全部あってめちゃくちゃ面白い
植民地支配は相手の国の脊椎に鉄杭打ち込むことだよね実際
説明過多すぎるきらいがあって、そのせいで長すぎるものの、主演2人が本当に良すぎるからね
スコセッシのフォロワー以上の何かになれていない、という自覚はあるんだ
カメラを向けることもまた暴力であり、そしてその業に飲み込まれて死ぬ、鮮やかだ
めちゃくちゃ楽しかったけど、深夜のテレビで遭遇したらもっと楽しいだろうね
話は古典的だけど、ポップで今っぽく処理されてて見やすい
主人公のトラウマ克服のメインプロット、ヒーローもの、ロマコメとしては文句なし
クライマックスの舞台立ては普通にあざといけど泣きました、まんまと、映画館でみてるし
壊れたものは元には戻らないが、複雑さを伴って新しくできた花は、更に豊かで美しいと肯定してくれる優しい映画ですね
ギャグは微妙でした
印象的な鏡を使ったシーンの反復や過剰な劇伴の演出によって「真実」を戯画化し、こちらも揺さぶられたね
ランボーになりたい、じゃなくてランボーを撮りたいになるの、とてもよく分かる
あとこれ、ウィル・ポールターだったのか
ラストの父の表情をフラッシュバックのようにたまに思い出してしまう
アダム・クーパー🙏
いわゆる寄せ集めチームの逆転劇と見せかけて、あまりにも苦い反戦映画…として面白くなる余地はあれど、脚本と演出がお粗末ね、ボウイのあれも鼻白んでしまったわ
ステレオタイプ話を逆ステレオタイプで包むという面白さはあった
人種のティピカルの話なのにゲイ表象はティピカルにみえるね、みたいなとこはありました
このレビューはネタバレを含みます
私は中高生でデップー誌邦訳本を読んだり、X-MEN:F&Pには大泣きしたりしたようなオタクでしたが、この映画がこういう出来なのは非常に複雑な気持ちですね、いやあの虚無での4人が出てきた時とか普通に笑い>>続きを読む
創作と生活のままならさの拾い方のドキュメンタリックさと、そこを超えた静かな劇映画的な気持ちよさが親和してて良いバランス
ブレインウォッシュにより、ようやく補助線引けて分かりそうなので再見したい
かなり好きだったが、完全にジャンヌ・ディエルマンの影響下だと思っていたので、メンケスが未見で撮っていたの驚きだわね
別にアマデウスもタランティーノ近作もチャゼルも創作論もタツキのことも好きだけどね
male gazeの体系的な講義も面白いし、この映画そのものもがカメラと視線の誘導でマチズモプロパガンダを使いながらそれに対抗するフェミニズムプロパガンダであろうとしているようにみえるのもまた興味深い
認知科学を子供向けアニメ映画に落とし込もうとするあたりがピクサーらしいですよね、正気じゃない
ゴッティー以降のグルーブ感は好きだし吉田さんのいつものごとく面白いけど、「撮ること」についての踏み込みが甘いことで、結構凡庸に落ち着いた感はある
恐ろしい完成度だけどすげースピ
階段のシーンは2001年をIMAXでみた以来の高揚感だった、ドルビーシネマで見たかったね
シバルセッキもケジョシもみんなまとめて片付けて、ゥチらで絶対に幸せになろうね✨
コーエン兄弟での感触とかなり違う(トリシア・クックの作風?)
レズビアン主人公でこういうアホコメディが見れる時代が来て嬉しいね
「古き良き」アメリカ映画スタイルで、しかし懐古趣味で終らず、過去と他者を通して今の自分を見つめる
election以来のペインの傑作って言われるのも分かる
タンクのカーチェイスシーンとかめちゃくちゃアイデア豊富でやっぱありがとね
脚本撮影演出俳優メイク衣装音楽、全てが噛み合ってずっと面白かったけど、それらが集約するラスト20分で本当に最高の映画になってしまったね
あのラスト、「女を装置にしたホモソ友情」なんていうやわな概念>>続きを読む