76さんの映画レビュー・感想・評価

76

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動物界(2023年製作の映画)

3.7

第9地区やX-MENを想起し、戯画的でわかりやすいが、どうやらトマ・カイエはバンドデシネ作家らしくなるほどね

リトル・ワンダーズ(2023年製作の映画)

3.9

マジックリアリズムのバランス感覚がめちゃくちゃ好みだった
ていうか普通に演出うまい

破墓/パミョ(2022年製作の映画)

4.1

オカルトものとしてもバトルものとしても観たいもの全部あってめちゃくちゃ面白い
植民地支配は相手の国の脊椎に鉄杭打ち込むことだよね実際

無名(2023年製作の映画)

3.5

説明過多すぎるきらいがあって、そのせいで長すぎるものの、主演2人が本当に良すぎるからね

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.0

スコセッシのフォロワー以上の何かになれていない、という自覚はあるんだ

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.9

カメラを向けることもまた暴力であり、そしてその業に飲み込まれて死ぬ、鮮やかだ

悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.6

めちゃくちゃ楽しかったけど、深夜のテレビで遭遇したらもっと楽しいだろうね
話は古典的だけど、ポップで今っぽく処理されてて見やすい

ブルーピリオド(2024年製作の映画)

3.0

実写映画なのにかなりアニメのノリの脚本だと思ったら吉田玲子でした

ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.7

主人公のトラウマ克服のメインプロット、ヒーローもの、ロマコメとしては文句なし
クライマックスの舞台立ては普通にあざといけど泣きました、まんまと、映画館でみてるし

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.9

壊れたものは元には戻らないが、複雑さを伴って新しくできた花は、更に豊かで美しいと肯定してくれる優しい映画ですね
ギャグは微妙でした

メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

3.7

印象的な鏡を使ったシーンの反復や過剰な劇伴の演出によって「真実」を戯画化し、こちらも揺さぶられたね

リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

3.6

ランボーになりたい、じゃなくてランボーを撮りたいになるの、とてもよく分かる
あとこれ、ウィル・ポールターだったのか

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.1

ラストの父の表情をフラッシュバックのようにたまに思い出してしまう
アダム・クーパー🙏

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

2.7

いわゆる寄せ集めチームの逆転劇と見せかけて、あまりにも苦い反戦映画…として面白くなる余地はあれど、脚本と演出がお粗末ね、ボウイのあれも鼻白んでしまったわ

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

ステレオタイプ話を逆ステレオタイプで包むという面白さはあった
人種のティピカルの話なのにゲイ表象はティピカルにみえるね、みたいなとこはありました

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

私は中高生でデップー誌邦訳本を読んだり、X-MEN:F&Pには大泣きしたりしたようなオタクでしたが、この映画がこういう出来なのは非常に複雑な気持ちですね、いやあの虚無での4人が出てきた時とか普通に笑い>>続きを読む

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

3.5

創作と生活のままならさの拾い方のドキュメンタリックさと、そこを超えた静かな劇映画的な気持ちよさが親和してて良いバランス

クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

3.0

ブレインウォッシュにより、ようやく補助線引けて分かりそうなので再見したい

マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

3.8

かなり好きだったが、完全にジャンヌ・ディエルマンの影響下だと思っていたので、メンケスが未見で撮っていたの驚きだわね

ルックバック(2024年製作の映画)

3.2

別にアマデウスもタランティーノ近作もチャゼルも創作論もタツキのことも好きだけどね

ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

4.0

male gazeの体系的な講義も面白いし、この映画そのものもがカメラと視線の誘導でマチズモプロパガンダを使いながらそれに対抗するフェミニズムプロパガンダであろうとしているようにみえるのもまた興味深い

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

認知科学を子供向けアニメ映画に落とし込もうとするあたりがピクサーらしいですよね、正気じゃない

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

2.6

ゴッティー以降のグルーブ感は好きだし吉田さんのいつものごとく面白いけど、「撮ること」についての踏み込みが甘いことで、結構凡庸に落ち着いた感はある

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

恐ろしい完成度だけどすげースピ
階段のシーンは2001年をIMAXでみた以来の高揚感だった、ドルビーシネマで見たかったね

密輸 1970(2023年製作の映画)

4.2

シバルセッキもケジョシもみんなまとめて片付けて、ゥチらで絶対に幸せになろうね✨

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

3.2

コーエン兄弟での感触とかなり違う(トリシア・クックの作風?)
レズビアン主人公でこういうアホコメディが見れる時代が来て嬉しいね

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

「古き良き」アメリカ映画スタイルで、しかし懐古趣味で終らず、過去と他者を通して今の自分を見つめる
election以来のペインの傑作って言われるのも分かる

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.5

タンクのカーチェイスシーンとかめちゃくちゃアイデア豊富でやっぱありがとね

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.8

脚本撮影演出俳優メイク衣装音楽、全てが噛み合ってずっと面白かったけど、それらが集約するラスト20分で本当に最高の映画になってしまったね


あのラスト、「女を装置にしたホモソ友情」なんていうやわな概念
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関心領域(2023年製作の映画)

3.5

途中でルドルフの話と理解、結構まんま、というか意図的に(縞模様のパジャマの少年を筆頭とした)劇映画にしないという意思を感じたね
この冷徹さを観客に突きつける、ヒトラーのための虐殺会議と連なる映画だった
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.5

行き当たりばったりで空虚なのに面白い
しかし、最後にはほのかな希望もあり、こういう優しさに救われて生きているよ

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.0

ガキはとんでもないし、大人もとんでもないし、そうやって世界は回っているし
カラフルで自由なアニメ表現も世界そのもの