多分ケルト神話とかの事前知識があった方が楽しめるんだろうなという内容だったが、知識がなくても十分楽しめた。内容をさほど理解できてないのに涙が出てくるという稀有な体験をした。
展開の速いシーンでもアクションが見づらくないので疲れない。キャラクターデザインや世界観がすごくカッコいい。序盤に「We are not things!」って書いてあってテーマがわかりやすいのもいい。
非の打ち所がない映画。一つ一つの展開が緻密に計算されていて無駄がなく、エンタメ作品として面白い上に社会問題にも切り込んでいる。観賞後の余韻がすごい。