ヴァニコウィスキーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ヴァニコウィスキー

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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.5

鑑賞中はただただ圧倒される。
観終わったあとにこれは「作り物」であることを認識して作品の価値に気づく。

各々が持っている苛立ちが下敷きにあって、現実社会でも起こりうる突発的な小さな苛立ちが重なってい
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

少しずつ少しずつ正気を保つため、希望をなくさないために善行を重ねていく。
石を削るように。穴を掘るように。

放送室に篭り音楽を流し続けるささやかな反逆は
正しい自分とバランスをとるため。でもそれも正
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

4.0

大好きなデコボコ刑事バディーの話。

コミカルなアクションとハリウッド特有のユーモアのある言い回しが最高!
難しいことを考えず演出だけを見ていれば良いって最高!
NGシーン集が本編より面白くて最高!

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

超超超王道!!!
わかっていても前作へのリスペクトが伝わってきてお馴染みのテーマが流れると涙腺が熱くなる。

ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

母がおこした一夜の出来事は希望と絶望の両方を孕んでいて、母不在の15年間、子供たちは気持ちの消化をできずにいた。
これもひとつの魂の再生の形。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

本当に日岡も上林も不死身なんじゃないかと笑

演技部門に関しては印象に残る人が多すぎる。
見方によっては痛みを伴う一方、他では見られない痛快さがある。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

刑事バディ好きにとっては最高!
今回は不良ベテランと優等生新人のコンビ!

役所さんは剛腕なんだけど時折見せる痩せ犬みたいな顔が堪らない!桃李くんも複雑な役なんだけれど経験が表情にあらわれていく様が素
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余命10年(2022年製作の映画)

3.5

映像美と音楽の美しさが俳優の演技に色を添える。松重さんとリリーさんが良いなあ。

映像データを消していくその痛み。想像を絶する。

人生の硬さをこんなに如実に表現できるのに素晴らしくロマンティストな側
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

間違いなく、ディ・カプリオの代表作に数えられるべき作品。

あれ、この行動の目的は、
生きること?息子の仇をうつこと?
途中からそれすらもわからなくなってくるような、ただそこにある莫大な熱量。
結末は
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

この人たち皆んなが現状望む幸せを手に入れられるかとなるとそうはならないんだろう。
それでも登場人物みんなが愛おしい。
最近誰かと対等にケンカすることってないなー。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

映画館で、演技と台詞に浸り耽る作品。

不必要なシーンが一切無い中で、3時間という長尺なのだから編集でもどれほど切ったシーンがあるのだろう。

広島や瀬戸内の美しい湾岸の風景に、脚本の力を実直に伝える
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

“白人でもなく黒人でもなく男でもない自分はなんなのか”
世界の複雑な一面をまたひとつ見た気がした。

品性と忍耐のドン・シャーリー。
野性と責任感のトニー。
あべこべな二人の関係は噛み合わないようでい
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

乙骨はナチュラルボーンヒーロー。
リカちゃんも禍々しい見た目なのに愛嬌があって見せ方が上手い。
それぞれのキャラクターにちゃんと見せ場があってとても見やすいエンターテイメント。
「失礼だな。純愛だよ。
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

常にうすらバカバカしい空気が漂っているけれどそれがまたリアル。
アメリカの映画なのにすごく理解できるし、身近に感じる違和感。

(2020年製作の映画)

3.5

人は人は糸でつながっているからこそ、交わる時に交るべくして交わる。

攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(2021年製作の映画)

3.5

今までの攻殻はファンタジーとして電脳空間をわかりやすくサイバーなもので描いてきたけど、2045では夕景や昔の日本の原風景をフルCGで描くことによって、ポストヒューマンの能力がより異質で彼岸なものとして>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.5

小劇場のお芝居のように時間がゆっくりと流れる。演技がゆっくりしているわけじゃなくて、俳優さんの間が上手いからそれだけで引き込まれてしまってどこに着陸するのか気になってくる。
本当に自然に登場人物がお話
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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版(1995年製作の映画)

4.0

映画館のスクリーンと音響で観るghost in the shellは素晴らしいな。
何度も観たけど改めて観ると響く言葉が多いこと。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.7

友人の勧めで鑑賞しました。
レディー・ガガの歌声も去ることながら初監督と主演を務めたブラッドリー・クーパーの歌声に驚いた。
歌手活動もあるのかと思って調べたら、まともに歌唱を披露したのは今作が初めてと
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

主人公が意外と単純でクセがないからあの特殊な世界観にもスッと入っていける。
過去の著名人の個性の強さならではの掛け合いが面白かった。

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

5.0

イーストウッドの描く人生にそぐう正しい言葉が見つからない。心を鷲掴みにされて、観賞後の世界が変わって見えるけど、それは美しかったからとかそうゆうわけでもない。只々充てられる。
こうゆう生き方ができれば
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何者(2016年製作の映画)

3.0

就活活動時を思い出して、リアル過ぎて彼らの生き様をあれこれ言えない。
最後の劇場セットに落とし込む演出は好きでした。

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

3.0

映画を通してイタリアの実社会を少しは感じられたかな。日本とイタリアって似たような社会構造をしてるのかも。
男社会で技術力で勝負する女性と、
ゲイであることを隠して子供とのコミュニケーションに頭を悩ませ
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GET OVER -JAM Project THE MOVIE-(2021年製作の映画)

4.0

メンバーそれぞれのアニソンへの想い、グループへの想い、ファンへの想いが詰まった素晴らしい構成の作品。
影山ヒロノブを軸に、想いを変わらず通すために変化し続けてきた20年間。
LIVEシーンは本当にホー
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

共通の趣味も同じタトゥーも花の名前も本質的には近いものじゃないかと思う。
添い遂げようと、別の道を歩もうと各々の人生は思い出を携えて進んでいく。
そこをどう解釈するかはひとそれぞれ。
時間が経つにつれ
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

どう捉えるのが正しいのか。
レオンとマチルダの間に愛はあったのか。そもそも愛とは何なのか。ジャン・レノの目に宿る感情の揺らぎが見事だった。
美しくもあり滑稽でもあった。
マチルダはシーンによって違う年
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