machiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.3

最後にさらっと明かされる実際のサイクス(矯正施設で説教かましてた男)の現在が衝撃過ぎて二度見した。なるほどね…。

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.5

個人的に村上春樹が無理なんだけど、イ・チャンドンなので見ました。
金持ちたちが暇潰しに庶民の小娘を娯楽にするあの集い、絶妙に嫌な感じ。ベンのあの表情、口ぶり。髪も肌も服もすっきりと小綺麗で。

とにか
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私というパズル(2020年製作の映画)

4.5

子どもを失くした女性の再生を丁寧に丁寧に描いた作品。
娘を説得しようとする母親の鬼気迫る毒メッセージシーン(「私の言うとおりにしてれば云々」)が心をえぐってくる…娘のためと信じてるのがタチ悪いよな…。
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ひとつの太陽(2019年製作の映画)

3.8

ちっぽけな父親が家族に対して傍若無人に振る舞うさまが見ていて辛い。ああいう父親の振る舞いが「不器用」で許される時代はもう終わりにしたい。
ラストも免罪符になるとは思えず。お父さん、もっと早く気付こうや
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君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

4.9

この世のものとは思えないほど主演の二人が美しかった。
藍色夏恋、GF*BFと並んで、切なくて切なくて胸が苦しくなる台湾青春映画の名作だと思う。

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

4.5

貧困から抜け出す機会を得るためには教育しかないということをおばあちゃんが知っていた、この一点が運命を大きく分けたように見えた。
しかし、それも努力すれば報われるシステムが機能していることが大前提だよな
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.7

環境と経験によって人はここまで変わってしまうのか…?

軍隊でのあの経験の後、自分で自分を見捨ててしまったように見えた。クズになっていく過程が自傷行為のようで悲しい。
あの時代の軍による民間人弾圧は、
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シントイア・ブラウン: 裁きと赦し(2020年製作の映画)

4.0

祖母、母親、シントイアと3世代に渡って連鎖する性被害に胸が苦しくなった。貧しく教育もない若い女性が性的に搾取され、酒やドラッグ、望まない妊娠で人生を棒に振るのを見るのは本当につらい。

この監督が撮影
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

4.2

口をそろえて「仕方なかった」と言う人々。強大な権力の前に思考停止して無力感にさいなまれている。人に決められてしまうと責任を感じられなくなる、という監督の言葉はそのとおりだけど、だからと言って彼らに何が>>続きを読む

怒れる女神たち(2015年製作の映画)

4.2

インドで生きる彼女たちと、日本で生きる自分。女として日常を生きるなかで経験する理不尽にこんなにも共通点があるなんて!と驚いた。シスターフッドを強く感じて勇気付けられる作品。見て良かった。