レイチェルさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

レイチェル

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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

桐島がいてもいなくても輝いてた残りの子達。やりたいことをやる人の強さ。10代、この特別な時期の感情をよく表現してる。人物の設定が分かり切った所もあるけどこの映画が話したかったことを伝えるためにはそれが>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

4.5

ラーニング・タイムのその短い間、都会の果てから果てまでを見たような気がした。ここに住んでる私たちはみんな病気だと、監督たちが自分だけの方法で言ってくれる。3人全部好きすぎる監督たち

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

5.0

大好きな監督の作品。私たちが愛をしながら「こうだったらよかったのに」と思ったことが全部この映画に入ってる。想像力という言葉になぜ「力」という字がつくのかこの映画が全て説明してくれる。愛にも「力」をつけ>>続きを読む

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.7

私の全ての感情をこの主人公に入れながら観てた。情緒的な痛みをこれほど持ってる人も愛を感じる、愛は限りなく狭くて汚くて切ない所にも溶け込めるなんて不思議だと思った。本当に恋愛したくなってた、これを観た後>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

黒い色の隙間から出てくる美しい映像美、普通なアクションのシーンも面白く表現する監督のセンス。感情と無意識と自分自身の戦い。今まで観た映画の中、最高のエンディング。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.5

韓国のスリラー映画の一歩前進的な作品。撮影が素晴らしい。同じ雰囲気の中で色々な変化や色彩を見つける。隠してる意味が多すぎるから2回以上見るのを推奨する。オカルト映画は怖すぎてあまり観ないけどこれは2回>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

5.0

写真のような絵のアニメ映画より今監督のようなスタイルが好き。実写では出来ない表現が出来るからこそアニメ映画に特別な強さが存在すると思う。それをこの世の中で一番上手く表す人が今監督だと思う。監督の夢と現>>続きを読む

奇跡(2011年製作の映画)

5.0

夢より大切なものを見つけながら何かを失い、それでも生きていく子どもたち。映画音楽はいつ聞いても感動的。そして是枝監督の「人」を見る暖かい視線。

ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

これほど軽く表現する死なんて、死ってこんなに薄いものだったっけ。北野監督特有の暴力的な展開にいたずらな人物を入れ、観る人に死の恐怖を感じさせる。編集の能力が輝いてた作品。観た後、名作ってこういう作品か>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.5

テレーズに会って若くなっていくキャロル、キャロルに会って大人になっていくテレーズ。短い、でも深い愛の時間の表現が繊細。相手を眺める目。テレーズの涙のように切ない涙は見たことない。映画には写ってない二人>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

5.0

この世界で愛に先立って言われるつまらないことを全部のけて、愛だけについて語っている作品。映像を撮り、それをシークエンスとして片付ける手並、人物を包む色やフレームが素敵。利口で繊細な演出。感情的でありな>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

5.0

「観る」より「体験する」という言葉が似合う。4:3画面の息苦しさ。サウルの背中に書いてあった赤いXが集中すべきことはこの時代の悲劇を負っているこの背中だと叫んでいる。無表情と静かさで全ての感情を表現す>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

5.0

恋人の感情の流れが強い、でもとても自然だった。そのバランスが素晴らしかった。映画を観ながら愛の全方位を体験した。めちゃくちゃに見える、でも洗練された演出は愛の不安定さ、映画の中の全てのものが愛の比喩。>>続きを読む

空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯(2015年製作の映画)

5.0

尹東柱の輝いていた才能とその青い青春が日帝に殺されたのが悔しくて悲しくて沢山泣きました。ストーリーに集中できるようにした黒白の画面、似ている二人の人物の中で違う特性を見つけ、それを表現した演出。そして>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

4.5

Feroticism, つまり女性のためのポルノ映画シリーズのRoman Porno: Rebootの作品のひとつで、そのシリーズの中で本当に女性の立場を理解してその問題点を持ち出した映画はこの映画だ>>続きを読む

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