女優陣の立ち居振る舞いが素晴らしい。端役で出てくる中嶋朋子などもう絶妙。
また影とか音とか、時空間全体をものすごく意識して組み立てているあたりすごいなあと思った。敢えて顔を見せなかったり、身体を映さな>>続きを読む
アメリカがとてもかっこよくてイカしていて憧れだった時代をリアルタイムで知っていたおじさま達のハートを鷲掴みにできる作品。でもリアルタイムでは知らなくても、当時のボーリング場のアルバイトの様子とかギャル>>続きを読む
自分で自分を痛めつけてしまう少年少女のシーンはどんなセリフよりも胸に響き、突き刺さる。もうじゅうぶん傷ついていることにさえ、気付けないほどの深い心の痛みがあることをこの映画を持って知る。そしてそれほど>>続きを読む
独特の空気感のある映画。雪の積もった街角、ウェイトレス達のおしゃべり、本の積まれた小さな部屋、流れるような日常の中の純粋な恋の話。冬の寒い時期のどこか寂し気な空気の中で、マリサトメイ扮するキャロライン>>続きを読む
禁欲的な姉妹や村人たちが魅惑的な料理に触れたシーン。そこにはなんとも言えないエロティシズムがあった。この作品が食映画の金字塔と言われる所以が本当に納得できました。
「貧しい芸術家なんていない」いい言葉>>続きを読む
デニーロの寂しいお父さんの背中っぷりに終始胸が締め付けられた。この感じどこかで…小津安次郎監督の東京物語だー。
持ってるカメラがデジカメじゃなかったりとかそういう小技がいちいち効いてるんだよなあ。
久>>続きを読む
一見堅物な教授が不器用な仕草で太鼓を叩いたり、リズムをとってみたり、戸惑いながらも未知の世界に飛び込もうとしていく姿がたまらなく良い。彼の笑顔の作り方は不器用で、彼の人への接し方も愛し方も不器用で、だ>>続きを読む
拍手喝采、たかれるフラッシュ、オペラの旋律、華やかなコレクションのシーンは鳥肌がたつ。そして白い上っ張りをきて仕事をするイヴサンローランはかっこよすぎ。
彼の純粋さが大事に描かれていたと思う。成功も挫>>続きを読む
真木よう子の劇的な細さに終始目が釘付けになる。役の設定にぴったりだなーと感動するほど。不幸な女がこんなに艶っぽく画面で揺れ動き続けるから、映画のトーンが常になまめかしい。