紫陽花さんの映画レビュー・感想・評価

紫陽花

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魂のまなざし(2020年製作の映画)

5.0

フィンランドの女性画家ヘレン・シャルフベックと恋人エイナル・ロイターとの出会いと別れ、その後の友情を焦点に描いた作品でしたが、後半の荒凉たる風景が画家の心情を物語っていたように、繊細な芸術家には残酷な>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

5.0

ビル・ナイ最高でした。これ以上はない。すべてがパーフェクトでした。

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

5.0

ジェラール・ドパルデュー圧巻の演技でした。

オーロール・クレマンは、パリ、テキサスで初めて拝見して変わらず美しく驚きました。

アンドレ・ウィレムは、アキ作品の常連さんで、最近立て続けに拝見していた
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

5.0

ごめんなさい。主人公に全く共感できなかったです。中盤、照明のスイッチを押した瞬間に時が止まって好きになった人に会いに行ったり、アニメーションが入ってきたりと奇を衒った演出もあり、主人公もスタイル抜群で>>続きを読む

息子の部屋(2001年製作の映画)

5.0

子を失った家族の物語。一生立ち直れることはないけど、ほんの少しずつ前へ。生きていくしかない、どうしようもなく辛いけど。あの男の子に息子の面影を見たのかな?

ラブレス(2017年製作の映画)

5.0

離婚予定の夫婦のもとにいる1人息子を両親のどちらも引き取りたくない理由は、各々のパートナーとの熱愛に夢中で、新生活を邪魔されたくないからという理不尽そのものでした。その会話を聞いて息子は、声を上げずに>>続きを読む

ふたりの5つの分かれ路(2004年製作の映画)

5.0

フランソワ・オゾン監督作品。
映画鑑賞歴が浅いので、こういった逆再生の作品を知らないのですが、凄い着眼点ですよね。
最初の場面が家庭裁判所での離婚調停の結審から始まるので、ホームパーティーのある日、出
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パピヨンの贈りもの(2002年製作の映画)

5.0

エルザが可愛いのなんのって。フランス語が分かればもっとこの可愛さを堪能できただろうな…と思うとすっごく残念。
ミシェル・セローが渋くて、だけど可愛いおじいちゃまで最初から少し影を持っていて、この辺りの
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愛を綴る女(2016年製作の映画)

5.0

冒頭からラストまでマリオン・コティヤールのむせかえるような色気に満ち溢れていました。今では当たり前の恋愛結婚も当時は日本と同じように珍しかったのか、まるで小鳥をつがいにさせカゴに入れるがごとく、成熟を>>続きを読む

今さら言えない小さな秘密(2018年製作の映画)

5.0

南仏プロヴァンスが舞台で、どこを切り取っても美しい映像の中でのコメディーですが、主人公にとっては悲劇でしたね。
子役ちゃんたちも可愛くてエキストラ?のさり気ない猫ちゃんも効いてたし、もう一人?の主役の
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

5.0

ウェス・アンダーソン監督の世界観は美しく好きですが、内容が私には難解でした。グランドブダペストホテルは純粋に楽しめましたが、こちらの作品は主に賢い人ばかりが出てきて、会話の内容も早口で字幕を読むだけで>>続きを読む

コレット(2018年製作の映画)

5.0

ジャケ写から、品行方正なヒロインによるシリアスな作品かと思いきや全く違っていて、実在の人物をもとに良い意味で破天荒な人生を謳歌したストーリー展開で、あっという間に鑑賞し終えました。
1人の女性を夫婦が
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とまどい(1995年製作の映画)

5.0

主演お二人の心の機微を丁寧に描いた繊細な作品でした。
結ばれないからこその美しさ切なさが鼻の奥にツンときてラストシーンは泣けました。
エマニュエル・ベアールの地味な美しさを堪能いたしましたが、裸でベッ
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8人の女たち(2002年製作の映画)

5.0

女優陣の豪華共演でしたが、撮影中はバッチバチだったのかな?とか色んなことが気になりましたが、個人的にはエマニュエル・べアールのメイドさんに釘付けでした。可愛さとセクシーが素敵でお衣装髪型完璧でした。

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

5.0

古き良き時代の友情と愛に満ちたストーリーでした。やはりワンコが可愛くてマッテイ・ペロンパーが素敵でした。
才能に溢れていても、それがそのまま評価されお金になることの難しさを痛感しましたが、作品中随所に
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遠い日の家族(1985年製作の映画)

5.0

悲劇が周りを巻き込みさらに大きな悲劇を生む、そんな作品でした。
ユダヤ人迫害をテーマにしていましたが、目を背けたくなるシーンはなく、ただ、主人公の生還を果たした際の髪の毛が壮絶さを語るに十分でした。
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罪と罰(1983年製作の映画)

5.0

アキ監督の初作品。

最初は、火曜サスペンス張に息詰まる心理劇かと思いきや、やはりアキ監督のベーシックにして核となるところは、もうすでに出来上がっていましたね。さすがです。最後のシーンとても良かったで
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ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

5.0

まさかの最後でした。アキ監督の初期の作品に最新作と同じチャイコフスキーの悲愴が流れていて、ベースは変わっていないのに色んな作品を時代ごと紹介しながら表現を確立してきたのだなと生意気にも思ってしまいまし>>続きを読む

ローラとふたりの兄(2018年製作の映画)

5.0

コメディータッチですが、色んな展開がてんこ盛りで涙あり笑いありで感情を揺さぶられました。
主演の女優さん、フランソワ・オゾン監督のスイミング・プールに出てた方ですね。変わらずお綺麗でスタイル抜群でトレ
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セルフィ(2019年製作の映画)

5.0

ネット社会の怖さを描いていました。
何でもそうだけど、人間は物事に麻痺しエスカレートしてしまいがちだけど、それに気づき修正もできるはず。そのことを気づかせてくれる良い作品でした。

アンコール!!(2012年製作の映画)

5.0

主演のご夫婦役の名優お二方に負けず、若いジェマ・アータートンが可愛かったです。趣味を持つことは、高齢になればなるほど大切だと気付かされました。それにかけがえのない仲間がいれば言うことないですね。私にと>>続きを読む

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

5.0

フランスの移民問題を扱ったストーリーで、実際はあんなに上手くいかないのでしょうが、最後はそんな展開!と少々驚かされましたが、爽やかさと共に皆んな頑張って!とエールを送りたくなる作品でした。主人公のシェ>>続きを読む

白い花びら(1998年製作の映画)

5.0

サイレント、モノクロ効果が存分に発揮されていて、とても良かったです。幸せは目の前にあるのに人間は無いものねだりですね。ワンコ、ベビーがとっても可愛かったです。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

5.0

テンポが良かったです。
新聞記者の気概を感じました。被害者の方が少しでも心穏やかな日常を取り戻せますように。

白いリボン(2009年製作の映画)

5.0

静かに淡々と進んでいき、一部の出来事はナレーションのみで映像化されていないのに、まるで小説を読むようにありありと光景が思い浮かび全体を通して衝撃的でした。

人は抑圧されすぎると壊れてしまうのですね。
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フランスの女(1995年製作の映画)

5.0

エマニュエル・べアールがひたすら美しくダメ女性を演じていました。
監督のお母様をモデルにしているようですが…戦争という背景を取り払っても結局は男ありきの愛を求めるのでしょうね。最後はまさかの結末?いや
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

5.0

最初から最後までレア・セドゥに振り回されっぱなしの船長さんでしたが、最後までお互いに愛し合っていたんだと思います。それが最後のシーンに凝縮されてました。

とにかく時間が長いんだけど、レア・セドゥの美
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ラヴ・アフェアズ(2020年製作の映画)

5.0

何とも自由過ぎる愛でした。

エミリー・ドゥケンヌ以外、登場人物の誰にも共感できなくて、景色も音楽も俳優陣も室内のインテリア全てが美しいのに全く入ってこなくて、不快感の方が強かったです。そのためエミリ
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

5.0

ユダヤ人迫害をテーマに動物園の経営者夫婦が彼らを園内に匿って救っていた実話に基づくストーリーでした。自分や家族に被害が及ぶことを分かっていてこんな真似できないです。いつもながらユダヤ人関連の作品を鑑賞>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

5.0

セリーヌ・シアマが脚本に参加、ノエミ・メルランがキャストなので鑑賞。
苦手なモノクロ作品で、登場人物の誰にも共感できなかったけど、最後まで一気に見終わりハッピーエンド良かったです。
ミレニアル世代関係
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ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

5.0

これほど幸せな人生はないわ

ずっと天国で暮らしているようよ

素敵です!

落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー共に英語での圧巻の演技でした。結局、最後のところは…でしたが、子役の僕ちゃんにワンコも可愛くて、スワン・アルローの事務所の同僚弁護士?の眼鏡女子さんも個性が光ってい>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

5.0

主演2人の子役ちゃん、お衣裳がとってもクラッシックだけど可愛くて。劇中劇が何だか大人びていて面白い。
最初の場面と最後の場面、胸を締め付けられました。最期お別れが言えなかった・・・人生って辛いけど、子
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

5.0

こわ(怖)オモロ(面白)くて不謹慎にも笑いの連続でした。
コメディアン出身の監督兼主演俳優さん、お顔の表情だけで笑かしてくれます。
同業の友人夫妻は最後まで感じが悪くて(まあそういうもんなんだけど)主
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⽩雪姫〜あなたが知らないグリム童話〜(2019年製作の映画)

5.0

ルードゥラージュのルードゥラージュによるルードゥラージュのための映画でしたね。裸体が美しくて鍛え上げられた腹筋も素敵でした。
いつも思うのは、レジェンドイザベルユペールはこのような一見して悪役脇役端役
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