蛇々舞さんの映画レビュー・感想・評価

蛇々舞

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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます


長くなる。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンという作品に対しての想いゆえなので、ご容赦願いたい。



※この作品に特別な思いを抱かれている方々を、傷つける記述が、ある可能性があります。

 読ま
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0



意外とシンプルな話だったな、というのが第一印象であった。



ご無沙汰しております、久しぶりの映画感想です。

仕事が書くことなものでして、しばらく仕事外で文章を執筆する気にならなかったのであっ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.0


「スターウォーズ」が終わった。
いや、“終わらされた”。
それを、まざまざと見せつけられた映画だった。

「最後のジェダイ」が大好きだ。

あの映画が完璧だったというのではない。
たしかにシリーズの
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パパが遺した物語(2015年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ期待した分、肩透かし。

だってラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドでしょ、そりゃ期待しますよ。

いやまぁ芝居は良かったので、ある意味では期待に応えてくれたっちゃくれたのだが……。
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.5

映画館映えするタイプの作品。

というか、映画館で観ないなら、特に観る必要もない映画って感じ。

映像は凄いけど、内容は一昔前のラブロマンス。
「えっ、今の時代(つっても、ちょっと前だけど)にコレやる
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ターミネーター4(2009年製作の映画)

2.5

テレビでやってたのチラ観して、爆睡した記憶のある本作。

シリーズで、これだけはちゃんと観てなかったので、ダークフェイトの前に予習のつもりで視聴。
なお、まだダークフェイト観に行ってない模様。

さて
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天気の子(2019年製作の映画)

5.0



これは、文学です──テーマは、「許し」。

正直、不安だった。

「天気を操る女の子……ファンタジーが過ぎる。そんなん、どう料理すんのよ」

陳腐になるんじゃあるまいか。
具体的に言えば、「君の名
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.0

スター・ウォーズの登場人物になったような心地だった。

トイ・ストーリー4制作決定のニュースを観た時、俺は呟いた。

「嫌な予感がする」

……まぁ、それは後で語るとして、トイ・ストーリー4は、映画と
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アラジン(2019年製作の映画)

4.0

字幕で鑑賞。
ようやく観られた。

ちゃんと時代の変化を意識しているというか、「はじめて“アラジン”に触れる人々」を念頭に置いた映画だった。
世代交代というか。
かつてアニメのアラジンに魅せられた子供
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.0

嫌いじゃないです……ッ!

面白い、です……ッ!

でも……!

でもぉ……っ!!

っていう感じ。
そうですか、これが最後のX-MENなの。

面白いヒーロー映画を観た気持ちは、あるんですよ。
ミュ
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

4.0

※公開当時に書いた感想文です。
拙いけど、あの時に覚えた感動が文章に表れてるので、供養として載っけます。

ついに、この日が来た――と言うべきだろう。


シリーズ最新作「X-MEN アポカリプス」
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.8

こう来たかぁ……っ、って感じ。

スパイダーマン映画として明るく始まり、順序だてて「エンドゲーム後だよ」って突きつけてくる構成が実に巧み。
笑って、泣いて、興奮する。
観客の発想を2手も3手も読んで、
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プロメア(2019年製作の映画)

4.5

エンドゲーム以来、面白すぎて疲れた。

鑑賞中、ずっと全身に力を込めている自分に気づく。

エンドロールが終わって初めて「はあぁ~……っ」と溜め息と共に座席に沈み込むような、そんな映画。

とにかく最
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

2.0

私事だが、iPadを買った。
それにより、部屋の中や風呂の中で映画を観る時間が増えている。

その中で一気観したのが、Men In Blackシリーズだった。

最新作が公開されること。
また、ようや
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.6

悪くねーじゃん!

ってな感想ですよ。
いや普通に面白い映画でした。

重々しいロボ描写に代表される、前作にあったオタクっぽい雰囲気は取っ払われて、娯楽作として、より洗練されてた。
間口を広げて、万人
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.8

やっぱ、この言葉が似合うと思うのだな。

「伏して拝むがいい……キング級エンターテイメントの誕生を」

なんと言えばいいのだろう。
これは、もう凄まじいバランスで成り立っている映画だ。

具体的な感想
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ピ カ チ ュ ウ が 可 愛 い ! !

んなこた解ってるって?

俺だって解ってるつもりでいたよ。
予告編、ダンス動画……そんなもんでな。

理解したつも
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キングダム(2019年製作の映画)

3.4

さすが佐藤信介監督。
撮り方が上手く、どのシーンも絵になって美しい。

特に俳優の“ここぞ”という所作、それを舐め上げるように捉えるカメラワークが、登場人物をさらに魅力的に描き出しているように思える。
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

へぇ、と思いました。

最近のアメリカ映画といえばトランプ(保護主義)批判が目立つが、これは、そちらの肩を持つ内容だったので。

流石イーストウッド、ガチガチに良い出来の映画です。

静かな中に、しっ
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バイス(2018年製作の映画)

5.0

「サンセット大通り」+「帰ってきたヒトラー」

ブッシュをカウボーイにしたのは誰だったのか?

いやもう、本当に素晴らしい。
語り部の役割、大胆な比喩表現、皮肉の聞いたメタ表現……なにもかもが素晴らし
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.0

「Don't stop me now」が掛かった瞬間が一番アガった。

……そりゃアガるわぁ!!

んー、期待しすぎてしまったかな。
いやまぁ、面白かったんですけどね。

とりあえず主人公周りの子役た
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.6

“アベンジャー”って、そういう。
なるほど、正しく真打ちは、遅れてやってきたわけだ。

先ず簡潔に。

すンばらしい出来。
観りゃ解る、ほんと、痛快な作品が出てきたものだ。

ヒーローの誕生編として、
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

ケンタッキー・フライド・チキンにかぶりつきながら、カティーサークをハイボールでいただきたくなった。

賛否両論を巻き起こしている、アカデミー賞作品賞受賞作。

正直、めっちゃ面白かった。
まさしく上質
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.7

美しいにもほどがあるだろう。

とにかく全編を通して素敵。

心踊る音楽、イキイキとした歌と、キャストのダンス・パフォーマンス。

ミュージカルなのは言わずもがな、普通の台詞のシーンもリズムよくて、体
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フロントランナー(2018年製作の映画)

4.0

ヒュー・ジャックマンってホントに素敵な人だなぁ。

やはり芝居には、表現者の人間性が表れるものだと思う。

この作品は、ヒューの滲み出る人柄の良さ、他者を惹き付ける魅力というものが遺憾なく発揮された映
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly(2019年製作の映画)

4.3

濃密。
あまりに濃密な二時間だった。

自分は、青春のある時期にFateにドップリ嵌まった1人である。
夏休みの多くをPC前に座ったまま過ごし、秋学期は夜が更けるまでマウスをクリック、寝不足のまま通学
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.7

「ボヘミアン・ラプソディに続いて、これも大ブームになるんでは!!」

みたいな記事を見かけましたが、どんだけ見る目が無いんや、と。

音楽を扱ってライブシーンもあって、みたいな共通点があるとはいえ……
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.5

ノれない予感があった。

たぶん、この映画は自分には合わないんだろうと。

ドンピシャリ。
客席に座りながら、なんだか居心地が悪かった。

バンド、クィーンの伝記映画なのかと思いきや、フレディ・マーキ
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GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

4.2

「あっ!? まさか……そうなるの?」

と思うと同時に、

「そうだよな……これ以外の終わり方なんて、ありえない」

と深く頷くしかない物語だった。

だって、これまでのストーリーは全て、この結末へ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

「最も残虐な悪が誕生する」

このキャッチコピーに嘘は無い。

重要なのは、映画のヴェノムの存在を「悪」と表象するならば、それを、そのまま「善」の単語に置き換えることも可能な構造となっている点である。
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タイガーランド(2000年製作の映画)

3.8

コリン・ファレルが注目される切っ掛けとなった映画。
タイトルだけは知っていて、いつか観たいと思っていた。

ふぅん、戦争映画かな。

なんてノリで観たら、裏切られた。
もちろん、良い意味で。

内容は
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.5

幼い頃、プーさんと共に駆け回った貴方へ。

観ろ。

バン!

お前は死ぬ。

くまのプーさん未履修でも楽しめよう。

しかし、これはアニメシリーズの正統な続編。

ディズニーが仕掛ける、「あの日、子
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.4

いやー巨大鮫&ステイサムですよ。
当たり前の映画を観るつもりで行くわけないよな?

なんで海の怪物に、生身で泳いで立ち向かうのか?

それはね、そいつがステイサムだからだよ。

メガロドンとステイサム
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.5

なんてこった。
ホアキン・フェニックスの不思議ラブコメを観るつもりが、攻殻機動隊やんけ、これ……!
単に近未来を舞台にしただけのシチュエーションものなのかと思いきや、かなり本格的なSF映画である。
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

4.8

1作目を大きく超えてきた!

正直、前作では佐藤二郎氏のシーンを除いて「ふふっ」程度の笑いしか出なかったのだが、今回はマジでゲラゲラ声だして笑った。
周りのお客さんも苦しそうにしてた(笑)

それでい
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.5

2日間でシリーズを予習し、観に行った。

やはりシリーズの特徴として、あまり考えすぎずにハラハラドキドキできる楽しさは健在。

とはいえ、派手に振りきったというよりは、静かな心理戦の駆け引きがメインと
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