ウニさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

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嫁の浮気問題というテーマにのれずでしたが、西島秀俊さんよかったです!

原作短編小説は、最後春樹節に持っていかれて、読んでいて気持ちよすぎたのですが、映画作品になるとこうなるのか!という感じで興味深か
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ヴェニスの商人(2004年製作の映画)

4.0

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シェークスピアすこ。
なんつー物語性。

アルパチーノの演技、
ゴッドファーザーレベル。
安請け合い、適当な約束は、慎みます。

キリスト教とユダヤ教、当時の時代背景が興味深すぎた。セットや衣装が素晴
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地に落ちた信頼 ボーイング737MAX墜落事故(2022年製作の映画)

3.8

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会社あるある。
スピード、コスト、株主重視で雑なトップ判断。

企業文化や帰属意識を失い、組織機能不全でボトムアップラインの喪失。あるあるデジャブー。

あと、でた!やばいことが露見したら監督官庁への
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

4.0

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見所満載で楽しめた!

レディーになってからのヘップバーンさんの髪型が、デビ夫人→黒柳徹子さん→ドラァグクイーンの方々みがある!

前半のヘップバーンさんの花売り娘演技がガラスの仮面レベル!

教授が
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

5.0

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脚本、凄い、痺れた。
ソーシャルネットワークの人だ。

群集心理と三権分立とニクソン政権とヒッピーとブラックパンサーとCIAが渾然一体になってラストにたたみかけてきて、最後ぶちあがりました。めちゃくち
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.0

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パリピ最高!

酔って踊り狂うとか、もう追憶レベル。
つかの間の乱痴気記憶の蘇りタイムになってよかった。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.5

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陽キャっていい!
陽キャの主人公が表現をつかむまで。リズミカルな進行。

情熱大事。無から何かを作り出す苦しさ&つらみ。でも、陽気にやってたら、表現の神様降臨。自分の身の回りのことを書くというアドバイ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

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以前ガチ宇宙関係の方から「宇宙に無数にある惑星の軌道を調べ、地球の軌道とぶつかりそうなものを把握し、今のミサイル技術であれば早めに把握できれば軌道を変えられるので、今まさにやるべき課題」という話を聞き>>続きを読む

真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

3.0

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羽目外し大事。
巻き込まれフォーマットおもろ。
フランスのパリピのはっちゃけ。

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.5

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地獄巡りフォーマットでパブ巡り。同じタイミングでビール飲むとかなり楽しめる!

ドアーズのこの曲に尽きる。
https://youtu.be/DX42_3ZKv8c

飲酒系映画。

ラスト天国行った
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

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男同士の絆ホモソーシャルに切り込むキャシー強えーー。
お嬢なめんなよ的展開。

しかし、お嬢も生育環境的に、親の過干渉に過剰適応してきたこと、学歴によって社会的階層の向上を目指すお受験ママの圧がふわっ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.5

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仲良しお酒大好きおっさま飲み仲間のお酒最高物語!
最高です。わかりみです。

最後、マッツ・ミケルセンさんのマドンナのライブのバックダンサーばりのアクロバティック酔拳ダンス、おじカッコよかったです。
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

5.0

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国敗れて山河あり。
時代が変わり、身分が変わろうとも、変わらない皇帝の風格が尊い。政治は下々がやればいいから、民の心の推しとして、王の存在は貴重。

自分の家だった紫禁城に帰るシーン胸熱過ぎた。そこに
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.0

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ジャンプの友情・努力・勝利フォーマット最強。原作はジャンプで連載されていた漫画。文系の漫画家でも、友情・努力・勝利できることをストーリーで語ってて、その入れ子構造といいますか、メタ構造が素晴らしい。>>続きを読む

モテキ(2011年製作の映画)

3.8

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サブカル感が最高!
冒頭15分ぐらいで完全に話に入り込ませる脚本素晴らしい。リリーさんの存在感で話の設定が完成している。
2010年ぐらいの感じが懐かしすぎる。フェスとか下北とかライブハウスとかTwi
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

3.0

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陽キャの時代劇で楽しい!
ミニエピソードの切り替えのリズム感もいい。

幕末、品川宿場町の遊廓が舞台。
社会構造由来の悲惨さが吹っ飛ぶ、幕末の大変化。
そして、もめ事をいい感じの落としどころでまとめる
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楢山節考(1958年製作の映画)

3.0

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山間部農村の山岳信仰と家族と村社会、民俗学的に勉強になった。
オールセット和ミュージカルみたいな体で、格調高かった。

生産性キープかつ有限の資源分配という、閉鎖状態で集団を維持するための仕組みが垣間
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

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文学的。まだ何者でもない少年時代が尊い。少年ものはよい。
追憶はすべて美しいシリーズ。

ワン チャンス(2013年製作の映画)

4.0

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あとでYouTube見てさらにぐっと来た。才能とチャンスと行動力と自信の獲得。すべて人との縁。

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.5

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めちゃ転生してた!輪廻転生の本家インド!予想外の現代転生。

エンドロールでスタッフの仲の良さが見れて多幸感追加された。

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

3.5

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切なイケメン!主役がご本人で、演技の説得力が違う。馬の目と主演の方の目が似てて、純粋。

アメリカにはカウボーイやロディオ文化が残っていて、このような価値観や世界が今もあるということが、最大の驚き。
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ポリー my love(2004年製作の映画)

2.8

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ジェニファーアニストンかわいい!
ギャグも面白かった。ベンステイラーの役どころが普通。

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.4

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安定の砂の器フォーマット。

問題が発生したときの解決策が、それ?という気もしなくもなかった。松嶋菜々子さんの強気な性格がにじみ出てて、物語の悲哀、同情の気持ちはお父さんへ。

東京オリンピック(1965年製作の映画)

3.0

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市川崑監督作品
冒頭、富士山の横を聖火が煙だけ棚引かせて走るシーンめちゃかっこよかった。そして、開会式の各国の皆さんのドレスアップが素敵。60年代ファッションかわいい。敗戦から19年でここまで復興、国
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.8

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アカデミー賞の予習。
めちゃおもろい。ハースト婦人画報社を傘下に置く米ハーストコミュニケーション社の創業者がモデルらしい。ハースト社、今でもアメリカの世界最大級のメディア企業で非上場。

宝くじ当たっ
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これが私の人生設計(2014年製作の映画)

4.3

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完成度高かった。
働く女子と、最高の味方の同居人のドタバタコメディー。編集に無駄がなくトントン進み、お洒落みあるし、コメディと女子の扱われ方ヒドいエピソードが絶妙なバランスで、良作。

イタリアの経済
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.5

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姻戚関係によって階級一発逆転狙うイギリス貴族社会。藤原道長のよう。

ただ、当時イギリスは女性に財産権なかったから資産相続できずで、婚活=死活問題で過酷。追いつめられてる感を全く感じさせない巧みなツン
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.6

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タイムループもの、今の状況にマッチする。
主人公がボンクラでよい。ループしててもそんなに悩んでなさそうなモヤモヤレベルの軽みがいい。が、しっかり考えてる女子と出会い話はそっちに展開。もろもろ解決したが
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イーストウッド語られざる伝説(2013年製作の映画)

3.5

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直感で判断して迷いがなく、仕事早いのがカッケー。

ヒラリースワンクが涙ぐんでおられた。映画通りの父と娘&師匠と弟子関係性だったのか。最高です。
彼の男らしさの反面の女々しさを共演作で引き出したと、お
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

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今こそタイムループっしょー!と決死の覚悟で劇場鑑賞。

密を避けスペシャルシート的な上映回に入ったらうっかりビール付きで、多幸感に包まれてしまい、ループ感を別の意味で満喫。劇場貸し切り状態最高!

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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.5

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めちゃめちゃ興味深い!
過剰適応のつらみが凄い。

頑張りすぎる人、心労絶えず大変。

オンライン授業なら、ややこい感情のぶつかり合い、妬み、嫉妬、誤解、先入観、先生の正論管理など薄れて良さそうにも思
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ヘンリー&メーガン -ロイヤルファミリーへの道-(2019年製作の映画)

3.8

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英国王室ライトオタとしては、かなり楽しめた。メーガン妃がそっくりすぎ。特に鼻の形。

ヘンリーがおぼっちゃまで、めちゃくちゃいい人。ロイヤルファミリーの皆さんも浮き世離れしてて、いい人じゃないですか。
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

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老化待ったなしの身としては、無情の世界の寂寥感で気絶。

失ってしまった、いや今にも失いそうな一瞬一瞬。そして、失ったことで否が応でも突入する新世界。
わび、さび、しおり、ほそみ。
ちーん。
ただ順応
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.0

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地上戦に雪崩れ込み、民間人も巻き込まれながらの沖縄戦。アメリカに負けて占領されるまで。

無駄なシーンなしの名作。
編集素晴らしい。
名優の方々の魂の演技。
仲代達矢さんの最後の覚醒シーンの意味を噛み
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.5

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おヒューがイギリス首相という設定のみにおいてホームラーン。

常に優柔不断キャラのおヒュー、今回は、米大統領に酔拳のようにふわっとやり返すシーン最高。
欲を言えば、おヒューの相手役はツンデレキャラでお
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激動の昭和史 軍閥(1970年製作の映画)

4.0

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226事件からww2敗戦まで、たった9年だったとは!9年がテンポよく進む構成。9年を概観。

黒沢年雄さんが、本作でも激アツ。冒頭で高橋是清さんがお亡くなりになっておられたのが、かなり悔やまれる。