早さんの映画レビュー・感想・評価

早

映画(120)
ドラマ(0)
アニメ(0)

NO選挙,NO LIFE(2023年製作の映画)

4.5

参院選と沖縄県知事選という限られた期間の密着だが、これだけ濃密でドラマティックな展開になるとは恐るべし。
パートナーの方は、普通に会社勤めが出来ない云々的な事を仰っていたが、開票所の梯子して巡るタイミ
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.4

佐々木蔵之介が良いキャラしてる。
浜辺美波危機一髪。
なんだかんだでクライマックス見所。
ぼくのかんがえたさいきょうのハッピーエンド。

安倍晋三が御存命であったならば、好きな映画に加わっていただろう
>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.9

本人ガッツリいる版の『桐島部活、やめるってよ』的な作品。
田舎特有の何となく漂う閉塞感が、エモい。

東京で上手くやれてない自分(=主人公)と、田舎でそれなりの幸せを享受している同級生の対比構造が読み
>>続きを読む

REVOLUTION+1(2022年製作の映画)

3.7

相対的な出来栄えであったり、ディテールについては陳腐なものが見受けられるが、兎に角、このスピード感で世に出した意義は大きいのではないだろうか。

世間的には、『テロを引き起こした極左が作った思想的に偏
>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.5

痛快・帝国主義打倒!エンターテイメント。

エンディングの英雄紹介からも感じたが、インドなりの愛国映画。
白人と有色人種、権力と抑圧された民衆、男と女、炎と水……等々、随所に数え切れないほどの対比構造
>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.7

男の浪漫と、企業の論理。

そんな今は、エコカー乗って、SDGs。

スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.7

本作の原題は、“Irresistible”となっており、この中に“resist”という単語が内包されているのが全ての「意味」です。

民主党vs共和党
都会のリベラルエリートvs田舎の保守的大衆
とい
>>続きを読む

ファイナル・カウントダウン(1980年製作の映画)

3.2

皆んな大好き、タイムスリップもの。

あらすじに釣られて、派手な戦闘シーンを期待する方は見ない方が良い。

殆どが、空母内で繰り広げられる会話劇なんだが、『一応』ゼロ戦とのドッグファイト擬きがあったり
>>続きを読む

満月の夜には思い出して(2018年製作の映画)

3.4

さよなら、モラトリアム。

雰囲気がめっちゃイイ。
流石に消化不良感があり、映画というよりは、MVっぽい。
中大を感じたい方はどうぞ。

バット、フロム、トゥモロー(2016年製作の映画)

3.0

田舎の鬱屈した学生、或いは若者の日常を、よく描き出しているのではないだろうか。

天使の恍惚(1972年製作の映画)

2.9

この映画を一言で表すとすれば、「連帯を求めて孤立を恐れず」という、全共闘運動の言葉がピッタリであろう。

劇中の歌にあるように、終始、室内という「静かな最前線」(?)でのやりとりが中心で、現代の人が見
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

 「クロノスタシス」の歌詞みたいに、缶ビール(350ml)を片手に散歩をしたいし、ファミレスで、iPhone片手に駄弁りたい。そういう何気ない日常世界における、些細な出来事が憧れであり大事と思える。>>続きを読む

2300年未来への旅(1976年製作の映画)

3.1

深いテーマ設定の割には、単純に楽しめるSF。
70年代特有のシュールな造形、音楽は俺好みのもの。
結末は意外な感じ。
やはり、『絶望』が欲しい。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.1

今をときめく今泉作品。アイドルの宗教性と、ゼロ年代の文化を感じ取れる映画である。
もはや、ゼロ年代も歴史の一部となり、アイドルオタクの所作が映画に記されるのである。
持たざる者が、アイドルを媒介にして
>>続きを読む

脳天パラダイス(2019年製作の映画)

3.4

・生と死が交錯する交差点。 =葬式>結婚

冒頭から配給の「TOCANA」マークが出てきた時点で、にやけてしまう。
時流を捉えつつ、映画の諸要素を詰め込んで、これでもか!と観客へ投げつける。
考えるな
>>続きを読む

スティルライフオブメモリーズ(2018年製作の映画)

3.3

カメラマンって、「そういうところ」あるよなぁと感じた。
画作りは良いが、メッセージ性が欠如。虚無

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.7

浅ましい見解で述べるとするならば、キリスト教的世界観における「原罪」をベースに、悪とは?善とは?を鑑賞者に問いかける映画である。
私も含めて、キリスト者では無い者が多い本国においては、入り込むのに、時
>>続きを読む

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.2

峯田の陰キャ感、でんでんとリリーフランキーのいる零細企業。たまらない(適当)

霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

3.0

実験映画。発展途上。
一見相反する「コミュニズム」要素と「オカルティズム」要素の融合を試みようとする心意気に乾杯。
演者の「言葉」と補助的な「視覚的効果」により、自己の内部に「恐怖」が増大されてゆく。
>>続きを読む

国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.5

立場が違う3人が、それぞれの持ち場で奮闘するという視点で描き出されていたのが、良かった。
自らが進んで「売国的」(議論要)経済政策に足を突っ込んでゆくプロセス。外資比率が高まり、中小は虫の息、非正規の
>>続きを読む

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

3.4

実話っぽいフィクション。
忘れかけていた何かを思い出した「気」がした。
語るより、感じて欲しい。
神戸の路地裏で、感情を爆発させるシーンは見もの。
三浦透子と中村映里子のガチなオタク感は、リアルで、ち
>>続きを読む

乾いた湖(1960年製作の映画)

2.0

継続に至らなかった「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ」なるものの一部。脚本に寺山修司。
運動云々は所詮入れ替え可能なコンテンツの一部に過ぎず、感情と欺瞞に満ち満ちた人間関係がクローズアップ。

ファシスト達や
>>続きを読む

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.3

これほどまでに、軽快に観れるとは!
ジョークの言い回しがいちいち印象的…??

北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ(2016年製作の映画)

3.5

・アバウト過ぎる要約:「取り敢えず、郷に入ったら郷に従え!」

欧州において、異端視されるクレイジーなバンドが、なぜか北朝鮮に招待され、ライブを行うこの映画。
北朝鮮では、検閲行為及び、集団合意形成を
>>続きを読む

レッド・ドーン(2012年製作の映画)

3.0

これぞ、アメリカという感じの作品である。

突っ込みどころ満載なのはさておき、意外に豪快な市街地における戦闘描写は「いいゾ」と思うところもあり。
一昔前であれば、北ではなく、日本が相手だったろうなぁ、
>>続きを読む

アイ・ウェイウェイは謝らない(2012年製作の映画)

3.9

キーワード:「民主主義を体験する」

グローバル資本主義世界における監視ツール(=Twitter)を駆使し、権利自由を追い求めてゆく。
あらゆる場所・どんな時間でも、カメラとスマホを片手に”実況”する
>>続きを読む

日本の夜と霧(1960年製作の映画)

3.1

若者よ……

・長回しの多用、セリフはカミカミだが、パッションは何処にも負けないぜ !(当時)な映画。
・演劇チックな構図は、今見ると、何となく新鮮に見受けられてしまう。
・結婚式場で繰り広げられる口
>>続きを読む

>|