tabiさんの映画レビュー・感想・評価

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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.8

ボールドウィンの未完の原稿や回想のナレーションをベースに、実際の映像や映画で描かれる黒人が映し出される。この映画の歴史を辿るだけでも物語ってるものが強烈。

白人特権というものを知ってから10年も経っ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

2回目。去年中に観られると思ってたのでノーラン祭だった2023。こんだけ遅くさせないで日本の配給側がやるべきことは沢山あったろうに後手後手の印象。

オッペンハイマーの科学者と人間性のねじれっぷりに頭
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

年明けに観に行ってたけど普段映画館に行かない人に連れてってと言われて2度目。

映画監督はそれが偏った見方であっても思想ってのが必要なんだと思う。この作品にはそれがないのがドラマパートを観ていてよく分
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.5

ようこそ映画音響の世界へが良かったので邦題から関連作品と思って調べず視聴。
あちらは米国映画に絞られてるが、こちらもオスカーが絡むようなハリウッド映画ばかりなのである意味ではわかり易い。

最後は作曲
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サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ(2012年製作の映画)

3.5

初見。

地元にはフィルム映写機もあるかっこいいミニシアターがあるが、フィルムかデジタルかなんて気にせず観る人がほとんどだろう。実際その映画館もデジタル映写機を定期新調するためにコロナの打撃によってだ
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ローリング・サンダー・レヴュー マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説(2019年製作の映画)

3.8

▲THE GREATEST NIGHT IN POP▲のボブディランがどちゃくそ良くてもっと欲しくなりこちらを。

ローリングサンダーって言うとポールシュレイダーを思い出すが、ツアーのタイトルであり、
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ウェスト・オブ・メンフィス 自由への闘い(2012年製作の映画)

3.8

視聴履歴が消えたせいで観てないと思い鑑賞開始。数分で気づいたけど初見の人と観たので2度目。

この事件は昔観たデビルズノットで知ったけど、当時のサタニックパニックという背景はデカい。
ひとつの結果が出
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.4

松竹映画!でで~ん!
夢じゃなくてホントに社会人編。楽しめたけど、映画よりはTVアニメの連続ものが作品のスタイルには合ってるかも。ちょっと長く感じてしまったし、キャンプ飯とかこの作品の好きな部分がちょ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

この間読んだヴァージニアウルフの短編で、この一節何か知ってる…と検索して劇場公開時以来の鑑賞。
1シーン1シーンのカメラワークが眼福。人物との距離感がとても好きだ。
住む人が移り変わっても、そこに残る
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

漫画好きなので映画館で観るつもりだったけど、演奏シーンがCGと知り怖くなって観に行けなかった。ただただ後悔。映画館で観るべき映画。

思ったより部分的でそこまでCGが浮いてる感じはなかった。そのぶん何
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シュガーランドの亡霊たち(2019年製作の映画)

3.5

短いのに友人たちの語るべきことがいかに多いかって程に言葉が尽きずかなり満腹になる。彼が写るのはどれもリラックスしたスナップ写真で数も多く、ちゃんと彼がそこに存在してたことが感じられる。
日本人に理解し
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ある男(2022年製作の映画)

3.3

原作モノを観ないようにしてた作家の一人だったので、気まぐれに映画館行く前の合間で雑に観てしまったかも…。
小説は文學界掲載時と文庫本発売時の2回読んだのみ。

小説は最初に出てくる語り手の存在もあり不
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パターソン(2016年製作の映画)

-

順不同。
初見は旅先。新潟県上越市のシネコン。
毎日違う部屋(テントやネカフェ、ゲストハウス)で目覚めるのが日常だったから余計にグッときた。

携帯でHPやブログをやるのが流行ってた時に、映画の感想と
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クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998年製作の映画)

5.0

年いちペースで観る。ぶりぶりざえもん好きだとどうしてもコレが1番になっちゃう。
ひろしの靴下シーン並みの号泣シーンと最後はニッコニコ。しんちゃんの話す昔話は暗誦出来ちゃう。

しんちゃんらしいくだらな
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.1

TV版、劇場版前後編視聴済み。

このシリーズ自体が箱庭になったら、TV版で感じた純粋な面白さはもうない。誰にどの役割を与えても成立するように構築し直される。綺麗に終わる必要はないけど、何度派生させて
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語(2012年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

TVアニメ版だけ観て満足してたけど劇場版横断中。

1番の驚きだったミニトマト収穫シーンがミニトマトとわっさわさの大玉になってた衝撃で違う時間軸かと思ってしまった。こんなトマトに注目してんの私だけだよ
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ぼのぼの(1993年製作の映画)

3.7

漫画未読。TVアニメは旧版のみ。
いがらしみきおの漫画は00年代以降のものはちょくちょく読んでる。
配信解禁と知って楽しみにしてた。

最初の上空から見える森にワクワク。とにかくアニメーションがとても
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寫眞館(2013年製作の映画)

3.5

日本の歴史を知っていれば容易に理解できる怒涛の時代を背景に、シューベルトのピアノソナタと環境音が心地よく響く。
人生の哀歓が押し付けがましくなくあるのみ。
絵が好み。隅々まで愛でたい。

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

-

誰とも会いたくない何も考えたくない何もしたくない!みたいな日でもこれだけは観られるかもしれない。だからDVDでも持ってる。これ好きな人とは友だちになれるかもしれないくらいには思ってるけど、本当にただの>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

-

順不同。

映画館で観てからもう何年も観られていない。
こういう作品に出会うために映画を観ているはずなのに、次はいつ再生ボタンを押せるんだろうか(笑)
イ・チャンドンはだいたいそんな作品しかない気もす
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

-

順不同。
結局最後のシーンにその時の自分が何を思うのか。
観る度に少年の表情から思い浮かぶものが違うから不思議。その時の自分の気持ちのリトマス紙のようなものだった。
そこには監督の意図も、少年の思いも
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.4

監督作はシンシリーズ(近年の実写)以外鑑賞済。序だけ映画館で鑑賞。

言い訳のようなものを見せられる怖さもあり、先延ばしにしてたけど義務感で観賞。
10代の色んな拠り所のひとつだったものへの義務感。
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回路(2000年製作の映画)

-

順不同。

何度観たかは憶えてないし、何度この映画に出てくる人間のようなものを日常で思い浮かべたかも憶えていない。時には鏡の中にその姿を見たかもしれない。
黒沢作品は全部好きと言っても過言ではないけど
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

-

順不同。

キェシロフスキの映画は体感する感じに似ている。
カメラの中に人間がいて、何かが動いて、バーンと音が響く。
一種のサスペンスのように人間が存在している。
映画を最大限に利用している。

監督
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

5.0

2023に観たアニメーションで一番良かった。
デルトロって人間として信用できるなって思う。
人間と異なる存在をこうも優しく描いてくれるんじゃいっ。

ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

-

順不同。
是枝監督らしいドキュメントとフィクションの境目の曖昧さが心地良い。
思い出自体を持っていけるのでなく、再現するってのが記憶の不確かさと重なって面白い。
一時は旅のお供に小説を持ち歩いたりして
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

-

順不同。
いつでも観られるように手元に残してるDVDの中のひとつ。

近所のレンタルショップじゃ品揃え良くなくて、バスと地下鉄に乗って街の大きなツタヤに通った時期に洋画あ行からひたすら借りてった。んで
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