表象文化論的にあまりに徴候じみた映画。リュミエール兄弟によって映画が興行された1895年にレントゲンはX線を発見し、フロイトは『ヒステリー研究』を発表しているわけで——安部公房はともかくとして勅使河原>>続きを読む
なぜこうもずっと”ギクシャクした演技”をしていられるのかと驚く。一発撮りの初々しさなのか百発撮りの熟練なのかが分からない。
冒頭のアンブロTシャツから赤い帽子を被せるシーン、カップヌードルの出来上が>>続きを読む
あまりにも豊かな映画。反復される窓枠の矩形の先、その近しいはずの開かれがなぜあれほど、いつまでも遠く繰り延べられているのか。視覚中心主義の鬼子たる映画は、ある種のイメージを通して他の感官の情動を決して>>続きを読む