オープニングは鳥肌が立つほど良かった。逆さの自由の女神。やはり『サウルの息子』以降(あるいはダルデンヌ兄弟以降)、被写界深度が極端に浅くブレが激しい画面が商業大作映画でも妙に頻出しているような気がする>>続きを読む
2回目(35mm)
ほとんどのあいだ壁や天井に対面していることになる。視線はそれ以上先に行けない。鳥瞰的な視野を徹底的に廃したスラムの生態学。その閉鎖的な水平性は白い団地が放つ幾何学的な垂直性のヒエ>>続きを読む
「ジャガイモ畑というのは人の命を救う場所でもあるのです。このことは以前詩にも書いたことがあるのですが、子供のころ、ドイツの兵隊が家にやってきて父を尋問し始めた。私は窓から飛び降りて、ジャガイモ畑の畦>>続きを読む
ありえないことばかりが起きている。これが81分なのが信じがたい。牧師がフルパワーで人を殴りすぎだし、下着姿で木の上からライフルで熊を撃っちゃったことが馴れ初めになることなんてないだろ
表象文化論的にあまりに徴候じみた映画。リュミエール兄弟によって映画が興行された1895年にレントゲンはX線を発見し、フロイトは『ヒステリー研究』を発表しているわけで——安部公房はともかくとして勅使河原>>続きを読む
なぜこうもずっと”ギクシャクした演技”をしていられるのかと驚く。一発撮りの初々しさなのか百発撮りの熟練なのかが分からない。
冒頭のアンブロTシャツから赤い帽子を被せるシーン、カップヌードルの出来上が>>続きを読む