だいごさんの映画レビュー・感想・評価

だいご

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クー!キン・ザ・ザ(2013年製作の映画)

3.2

実写版が傑作だったことも手伝って悪くはないのに、なんだか光って見えない。
Мама, Мама, что я буду дулать?
ママ~ママ~♪ 私はどうしよう-? 
もこんなテンポだっけ。

Winny(2023年製作の映画)

3.7

日本社会のけしからん罪はほんまに良くない。
世界中どこでも基本的に警察というのは腐った存在で、日本も比較的軽微ではあるが例外ではない。立場が人間の態度を変えるように、警察官というのは勘違いしがちな職業
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

なんか見る前にすごい期待しすぎちゃった感じがある。
フィリピンを馬鹿にすな。
理性で偏見を抑え込んでるのだが、でも心の奥底ではあらゆるものを侮蔑してるみたいなリベラルというか知識人っぽさが感じられるリ
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ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

3.2

ポール・オースターの小説に出てきそうなことしてる人。人生の一時期ならちょっと楽しそうかもしれんけど、ずっとはキツイなあ。
てっきり許可もらって寝てるかと思ったら、勝手にだったのか、でもそれ撮影して流し
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キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

3.4

ギンズバーグやルシアンカーについてケルアックが語ったパリ・レヴューのインタヴュー記事読んでから、気になってた映画。
脇っぽいけどベンフォスターの演じるバロウズまじ最高じゃない?

黒猫・白猫(1998年製作の映画)

3.8

このサムネ画知ってみれば結構残酷なシーンで笑う。
結婚式のシーン、『ゴッドファーザー』のと同じくらいだいすき。
クストリッツァ映画の軽快な音楽、大量の動物、形だけなら簡単に真似できそうだけど、世の映画
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.4

なにを見せて、なにを削ぐべきかという勉強になる映画。
やっすい金の時計すき。
カウリスマキって短期間にたくさん見るとマジック解けそうで怖いので気をつけてる。

コンジアム(2018年製作の映画)

3.2

ぱくぱくぱくのとこだけ怖かった。
POV映画で、やばいことが起きても撮り続けるというツッコまれがちなポイントを、技術や動機の面から上手にクリアしてたのは好印象。
本作見てて、車椅子に括り付けられたとい
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.4

この主人公、愛菜ちゃんが演じてなかったらもっと嫌だったなあ、自己嫌悪してるあたりは良いのだがウジウジしすぎてる。気にしたことなかったけど、あと愛菜ちゃんってめちゃ身長低い?
宮本信子がかわいいばあちゃ
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.2

とにかく当時あったこと、それほど遠くない昔に実際にあったことを真に迫る描写で描き出してる。
人間の意識はたかだか数百年では根本から変わらない。逆順さえ起きれば大半の人はたちまち本作におけるカンバーバッ
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.3

関わった人たち誰一人幸せになってないのが凄い。あ、ビリーは除くか。
現場で働いてた社員は薄々勘づいてただろうしあんまり同情の余地ないけど、訴えられたモデルや「ファイアの話は二度としたくない、もう忘れて
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降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

3.8

さすが黒沢清。
単純なホラーというか、サスペンスホラーだけど、でもやはらその霊的な描写が白眉で、スッと立ってるのはほんとに幽霊という存在がいるならこんな感じなんだろうなという実感がある。

トゥルー・スピリット(2023年製作の映画)

3.4

ただただ敬服&羨ましい。船出したくなった。
主人公の未熟さみたいなの、正直16歳ならそんなもん。

ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.7

『Jumpin Jack Flash』の引用だよ、ストーンズ聴いたことない? ベスト盤を図書館で予約したけど、6人待ちなの。『ユリシーズ』は? 誰予約してなかった。

キャトリン・モランの自伝的小説を
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オリバー!(1968年製作の映画)

3.5

1969年の作品賞受賞作。ミュージカルは話のトーンの深刻化を軽減するね、楽しく見れた。こういうのは定期的に見たい。
オリバー、腕利きドジャー、ブルザイもかわいい〜。売られ歩いてる時どんどん値下がってく
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ジャッカス3D(2010年製作の映画)

3.5

まじ汚い系の比率高い気がする今回、糞の火山と汗のカクテル、ウンチージャンプホント無理すぎる。いつももらいゲロするカメラマン。
木に登って、その木をチェーンソーで切らせるの阿呆。
小人症と、スパイクリー
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それいけ!アンパンマン コキンちゃんとあおいなみだ(2006年製作の映画)

3.1

泣けば許されると思ってるのはかなりやばいタイプ。悪事をおっ被せられてぶっ飛ばされたばいきんまんホント可哀想。ポジション的にあんまりお仕置きされなさそうなのが何とも。

それいけ!アンパンマン リリカル☆マジカルまほうの学校(1994年製作の映画)

3.4

まじ現状荒んでる人はみんなアンパンマン見た方が良い。
魔法使いこなしてるばいきんまん強い、結構絶望的。姿を変えられてもパン作ってるのウケた。フライパンになっても針の穴を通すコントロールのバタコさん。
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

3.6

家出息子を捕まえる母親を賞賛するバスの乗客、生放送でいちゃつく司会と教授、投資を続けるホテル、クスッとする。
あくまで信じようとする人類を嘲笑う火星人、争いっていうのは片方がどう思ってようとも起こるも
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.5

The Who『Quadrophenia』持ってるのに実は見たことなかった。
まんま盗んだバイクで走り出すような、無軌道な若者の一種のきらめきをうまく捉えた映画。人と同じじゃイヤなんだ、といいつつ似た
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.5

デイヴィッド・リンチ監督の感動作とかいうフレーズに矛盾を感じる、
可愛い老人大集合映画。
作中を通り過ぎていく人たち、それぞれみんな足りないところを抱えていて、その足りなさがじわじわと物語を前に押し出
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俺らのペンギン・ブーツ(1992年製作の映画)

3.4

カウリスマキの映画って10作くらい見てるけど、そういえばサウナのシーンて全然ないなって思った、フィンランドの監督なのに。おれが忘れてるだけ?? 本作ではヴィヒタ持って湖に飛び込んでる。
いつもいる犬だ
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それいけ!アンパンマン つみき城のひみつ(1992年製作の映画)

3.4

異質な他者との相互理解、共存とかいう、まじめなテーマ。
でたらめな捏造家系図を見せられて、すぐなびくつみきの島の住人たちやばい。

しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

3.0

僕は幸せになりたいんだ。
素材は素晴らしいのに、それ以上がない映画。
でこぼこでまとまりのなく、あれこれ散発的に無理やり数珠繋ぎにしている。
旅に出れば受身な人間でも何か変わるだろう、というのは人類が
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.1

これほど雰囲気映画という形容が嵌まる映画はないんではなかろうか。電話越しにレコード聴かせるところ好き。
さんざんライミ版スパイダーマンでブスだの言われてるキルスティンダンストがかわいく見えたマジック。
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.6

あのほのぼのしてるタイも撮り方次第でこんな不気味なふうに提示出来るのだなと。
相対的にだけど『哭声』よりはちゃんと説明があった気がする。
雰囲気最高だけど、やや冗長のきらいあり。
民間信仰ピーと、ミン
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息子の部屋(2001年製作の映画)

3.3

パルムドール受賞作。
開始早々見覚えのあるドゥオーモで、舞台アンコーナじゃん!と近隣のロレートと共に観光で行ったことを思い出し、懐かしくて泣きそうだった。
精神科医としてカウンセリングをする主人公が、
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.6

メゾンマルジェラでビジュ爆発ね。
このシリーズ見ると日本のアクションもまあまあやれるやんってなる。後半部はやや大層らしいけど。
前作で設定呑み込んでる分、気軽に見れた。

それいけ!アンパンマン キラキラ星の涙(1989年製作の映画)

3.3

アンパンマン号の火炎放射、火力やばすぎる笑笑
アンパンマン初期では結構味方枠で出てたひのたまこぞうが僕も来たよ!って登場するけど今の子供たちは誰?ってなりそう。
ゲストキャラたちの見た目が、まとまりが
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デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

3.7

年末年始で中央アジア周遊した時に、ビシュケクのキルギス国立博物館に寄ったのだが、そこでキルギスソムにクルマンジャン・ダトカとかと並んでチョクモロフの肖像画使われてたことを知って、本作に出ていたなと鑑賞>>続きを読む

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.5

魅力的な異性に参ってしまうのは、これもう仕方がない。
ウディ・アレンが多くの人に受け入れられているのが何故か、昔は正直苦手でよく分からなかったが、少しずつ分かってきた。
北九州市の法被はなに?
恥ずか
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王になった男(2012年製作の映画)

3.6

イ・ビョンホン久しぶりに見た。
全然期待して見始めなかったけど、よくまとまってるし、笑えるところもあって、それで泣けるいい映画だった。

ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

2.9

ポール・ボウルズのインタビュー記事を読んだのでモロッコを感じたくて鑑賞(エリアス・カネッティの『マラケシュの声』も図書館で借りる予定)。
たしかバロウズが『裸のランチ』を書いたのもモロッコだったし、ギ
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.1

周冬雨のデビュー作。
張芸謀って、莫言の映像化もやって、大層評価されてる世界的な監督であるはずなのに、何だろうの違和感ありありのぶつ切りな場面転換は。映画より漂う紙芝居感。
そら『君よ憤怒の河を渉れ』
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悲しき天使(1991年製作の映画)

3.4

これだよ、これ。欲してたものが全てある。
1994年パリの嘘つけ感とロバ禁止のピンポイント看板。

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