だいごさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.2

世界初の世界の終わりと始まりの生中継だよ!!

囚われた二人を現世に呼び戻す試練、マルチバースにタイムトラベル、因果律に心身入れ替わりのごたごたごった煮。
ゴールドエクスペリエンスレクイエムみたいに入
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.7

画面から人が出てくる設定はわりかし見たことある気がするけど、演じた本人までやってきて絡むのは斬新かも。
母親が本作好きでよく名前を上げていた、おれもウディ・アレンの中で一番だと思う。
これ俺わたしの物
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ガンジー(1982年製作の映画)

3.6

非暴力による不服従がどれだけ難しいことか、、、。偉大なる魂の伝記映画。
爆弾を投げるテロリストを許すことはできないが理解することはできる、とサルトルは言った。 圧倒的な武力による占領に対して人々がとれ
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jackass number two(2006年製作の映画)

3.3

人間って意外と頑丈なのか...?ってイカンイカン。
ケツからビール一気飲みが相対的に安全に思えるバグ。スティーヴォーの頬に釣り針さして餌として釣りしようみたいなマジで痛い系はほんと勘弁。家の階段をスキ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.3

一見すると素人臭くも写るような、意味わからん場面の繋ぎを堂々と観客に問えるあたり、逆に凄いってなってきたゴダール。

恋の手ほどき(1958年製作の映画)

2.9

地味に作品賞二度取ってるヴィンセント・ミネリ。楽曲はまあ元気が出るかな。
画質がまちまちなのが気になる。
少女扱いされてるけど、レスリー・キャロンの生年月日から考えると27歳だよね、全然見えない!
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バッド・チューニング(1993年製作の映画)

3.2

いまのなんとなく元気ない日本に必要なのはリチャード・リンクレイター的おふざけ精神だと思う。
のちの『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』と比べるとやはり荒削り。
ベンアフレックと
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ローカル・ヒーロー/夢に生きた男(1983年製作の映画)

3.2

自分は都会の人間だと思ってる人に、田舎に行けというのは死ねと言っているのと同義だ。しかしそこにしかないものも、きっと何かあるんだろうなと思ったりする。
誰のか知らない子供をみんなでなんとなく育ててるの
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シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.4

『NANA』でハチがこの映画の名前出してたから観てみた。矢沢あいめちゃくちゃ影響受けてるんだなって思った。
ピストルズはライブ盤の『勝手に来やがれ』が好きだが、シド・ヴィシャス若くして死んだこと以外あ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.3

ブラザーズクエイの映画も気に食わない俺には合わなかった。
守るべきもののために戦っていたのに、その対象に結局裏切られるのは植民地の知識人の典型。
正直結構睡魔と戦った(お金払った以上意地で観きったけど
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(2021年製作の映画)

3.6

これすごく琴線触れて、振り返ってみて『オオカミの家』より興味深かった。

仮面ライダー対じごく大使(1972年製作の映画)

3.1

これは普通に映画クオリティだ! ヘリコプターなんか出てきてるし、馬なんか乗ってるし。
ショッカー戦闘員って普通に喋るんだなぁ。
馬に引き摺られてるとこのあまりの人形感に笑ってまう。
しかしFilmar
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.2

ウディアレンがぼやいてるのはたまに見たくなるんだけど、すぐにお腹いっぱいになる。
くそちょい役なのに刺すような存在感のメリル・ストリープよ。

仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)

3.1

一文字! 本郷やるか!
ショッカー怪人が続々現れる紹介シーン好き。戦闘員たちのバイクが統一性ない。
昔の映画によくある子供の大人びた喋り方いいよね。

イーストウィックの魔女たち(1987年製作の映画)

2.7

何これって思いながら見ていくことになる映画。どうなるのか皆目見当もつかないが、でもそれで何か得たり!となるわけでもない。薬にも、毒にすらならない感じの映画。

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.2

取ってつけたような感じがそこかしこでする映画。ライブ感を大事にして横ずれしている気がする。
キャシーの眠そうな喋り方好き。役者の魅力でどこまで誤魔化せるかみたいになってくる。
この時間が好き、朝みたい
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.4

映画の感想は特に、美しいとだけ。
ぶっちゃけ『恋する惑星』がよくて香港旅行したくらいだったから、今作もみた。なので香港の街並みがあまり出てこず部屋の中が主な舞台というのはちょっと残念。
ソウルの北村韓
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.5

グラインドハウスの低予算映画をオマージュするとかいうこと事態に既に自己弁護が含まれている気がするのだが。。。
前半はマジでつまらんけど後半は大好き。ゾーイが強すぎる。

ゴーゴー 仮面ライダー(1971年製作の映画)

2.8

東京火の海にしてメリットあるのかな、、、。
支配する対象をぶち壊してもダメじゃん。世界が焦土になっても支配者の娯楽なくなっちゃ楽しくない。
バリアの発音がバーリアってのが古さを感じる。

ハロウィン(1978年製作の映画)

3.2

殺人鬼側の視点から見るシーンが多くて中々新鮮だった。少々くどいけど。
最初から殺人鬼の正体わかってるのにドキドキしたねえ。
ベッドシーツかぶってる有名なシーンはお茶目で笑う。
『遊星からの物体X』見て
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.3

面白い様な面白くない様な映画。
よりあたおかな人間が周りにいるとヤバいやつも素に戻る現象。
なんかエリオットペイジ久しぶりに見たな。

シリアスマン(2009年製作の映画)

3.7

秀逸な小品といった感じの本作なのだが、肩肘張ったような『バートンフィンク』や『オーブラザー!』、『ノーカントリー』とかよりも実は好き。気楽な秀作でコーエン兄弟らしさが純に出ている。

失われた週末(1945年製作の映画)

3.5

酒が禁止されるのは、酒がないよりはずっといい。
ユーモア作家キン・ハバードの言葉、ヴォネガットが引用していた。

兄と彼女がいい人すぎて、、、
しかし主人公のわかっていてもやってしまうクズムーブに共感
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.5

いつものメンツに宇龍院道玄+エセ科学者にアイドル崩れという生贄たちのゴタゴタパーティ。
こいつら全員死ぬ覚悟出来てんのか工藤?に対して、覚悟なんてはなっからできてんだよ!でウケた。
口裂け女の呪具出し
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.7

ふと日常の欺瞞に気づいて、気持ち悪くなる時がある。太った人間にデブって言わないように、嘘はある意味の優しさなのだが、もう少し進んで、人類愛や思いやりなんて碌にない人間がそう言った方がいいだろうと言葉を>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.5

古川日出男の小説は大して読んでないが、やはり『アルパカ計画』や『台場国、建つ』を書いた作家だけあってパンキッシュな物語。好きだ。
その芸は古今を貫き、東西を圧する大天才、観阿弥と世阿弥の同時代人である
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

ナ・ホンジンの映画は韓国映画にありがちな凄惨さだけで終わらないのがいい。
どこかマジックレアリズムふう。
唆してくる悪霊のあたりとかすごくキリスト教要素も入ってる。
問題の本質は自分たちの中にあるのに
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.6

アキカウリスマキのフィンランド治安悪すぎ問題。
牢屋に入れられて、やっと仕事があったところさ、と言えるメンタルよ。
同居人のおまえかい!感は異常。

猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.3

動物を愛せない人は人も愛せない

宗教的な理由もあるけど、イスラーム圏で本当に猫は大切にされてて、それゆえか猫も人懐っこい。今作で紹介されてるイスタンブールもそうだし、夏に訪れたブルネイでもものすごく
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.2

孔子曰く「この町は人口が多い」
冉有曰く「この先、どうすべきか」
孔子曰く「人を豊かにしよう」
冉有曰く「豊かになったら、何をすべきか」

幾つもの筋が織り成す複雑な話だし、一つの筋が結構ほっとかれて
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ひなぎく(1966年製作の映画)

3.6

サラダを踏み躙られただけで気分を害する人々にこの映画を捧げる 

京都みなみ会館が9月末に閉館するので、最後に本作を鑑賞しに来た。
日常で、ふと頭をよぎる不道徳な考え、これをここでやったらみんなドン引
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.2

怪異を前に身内で喧嘩すな笑
お祓いしてないからこんな怖いことになった最悪みたいな投稿映像を見てなお、お祓いせずにことに臨むのヤバすぎるだろ笑
そして案の定取り憑かれる市川に草
ふえるわかめみたいになっ
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エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

3.3

こんな役演じさせられて、色んな意味でしんどくないのかなジムキャリー…笑
指輪を確認するパートの多彩さよ。
死ぬほど知識あり長々と解説した後、なーんてこと全然知らないけど!っていうの好き。
障害者のふり
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.8

滋味で味わい深い、労働者三部作の一。マッティ・ペロンパー& カティ・オウティネンとかいうカウリスマキ常連コンビは神。不器用に見える二人のキャラクターは見るだけで幸せになれる。
留置所で出会った遠慮のな
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.7

えっ、アマプラに無料で上がってるやん??教えてよ、Filmarks!最近反映も遅い。
『浮き雲』、『過去のない男』に続くカウリスマキの敗者三部作で唯一見てなかったやつ。
カウリスマキの映画が身に染みる
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.7

金ローで観たやつ、再鑑賞。結構覚えてる。
順番にクレイグボンド観るはずが、『慰めの報酬』がつまらなすぎて随分空いてしまった。もったいないことだ。
ここまでスタイリッシュにやられると流石に惚れ惚れするし
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