ARさんの映画レビュー・感想・評価

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ヒンド・ラジャブの声(2025年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒンド・ラジャブが現実でどうなったか知っていても、絶望と希望の振り幅が大きすぎて動悸が止まらなかった。1人の少女の救出を目の前にして、ここまで手も足も出ないことに戦争の無慈悲さを感じた。

アルプス(2011年製作の映画)

3.6

そうそう、この奇天烈さこそがランティモスの持ち味だった。初めて見た時の面食らった記憶が蘇ってきた。
故人代行サービス"アルプス"の一員を担う看護師が徐々に役に同化していく物語。この日常から世界の平衡感
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ノーバディーズ・フール(1994年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

60歳、土木作業員サリーと街の人たちの温かい交流がいい。ラストの眠るサリーの表情で、こっちも幸せになれる。

袋小路(1965年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

舞台が美しい。なんと言っても海辺のお城、満潮に飲み込まれる車のショットは至上。フランソワーズ・ドルレアックは宝石。
不安定なストーリーテリングはファムファタールに落ち着く。

ワンオペレーション(2025年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

疲弊した顔で始まるオープニングから浜辺で横たわるエンディングまで、一瞬たりとも休息を許さない怒涛の悲喜劇。
言うまでもなくローズ・バーンの顔が凄すぎた。ずっと疲れ切っていて普通の顔が一切出てこないし、
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落下音(2025年製作の映画)

4.1

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今にも冥界に入ってしまいそうな少女たちの叙事詩。かなりのフェチズム描写も目立つ、朧げで、不穏で甘美な作品。100年の歴史を辿ってもなお彼女たちの希死念慮な継承されていくのは、ジェンダー的役割の疲弊や社>>続きを読む

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

平山秀幸監督が「学校の怪談」を撮るにあたって参考にしたとのことで鑑賞。ジュブナイル映画を期待していたらちょっと違っていた。こっちは子供と社会を見つめる映画になっていたと思う。アパート落下の件はやり過ぎ>>続きを読む

オデュッセイア(2026年製作の映画)

4.4

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IMAXによる圧倒的な迫力にやられた。これまで見てきた作品と比べて音響が段違い。戦争と故郷への帰還という地獄旅を全身で体感できて最高だった。

カティンの森(2007年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ラストの将校大量虐殺、あまりに凄惨すぎて言葉を失った。人類が忘れてはいけない歴史の一つ。

ペパーミントソーダ 4K修復版(1977年製作の映画)

4.0

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かまってちゃんな年頃のアンヌがかわいい。断片的な日常描写に光る健気な行動が眩い。

鉄の男(1981年製作の映画)

3.7

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ストライキを起こした男の背景と、彼の関係者の取材がメインストーリーなので、物語の起伏自体は少ない。正直前作の「大理石の男」を見た上で鑑賞した方がより理解と没入があったのだろうけど、それでも映画を通して>>続きを読む

尋問(1982年製作の映画)

4.0

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キャバレーで働く女性がある時突然刑務所に収監され、親密な関係だった男についての虚偽の証言を迫られる。
繰り返される尋問、水責め、飲尿強要と終わりがない絶望と、ラストの釈放まで一切の光を見せない展開が恐
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ムーンライティング(1982年製作の映画)

3.8

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母国ポーランドで戒厳令が敷かれているのにも関わらず、リフォームと窃盗をくり返すなかなかシュールな映画。万引きのシーンに見ごたえと、いつバレるかわからない緊張が良かった。

罪の手ざわり(2013年製作の映画)

3.9

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市井の人々による富める者への怒りを爆発させたバイオレンス映画。トータルで1話目が好み。人殺しまくるけど不思議と不快感はないし、男の哀愁が漂っている。フルーツナイフを抜くチャオ・タオのシーンは、唐突にア>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

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展開に何度も捻りがあって、怖くも楽しい。ラストも綺麗にオチてた。

息子のまなざし(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

かつて息子を殺した青年が服役して見習いに来た。複雑な思いの中で、男は何も言わずに研修と世話を続ける。余白を多く残す主人公に様々な葛藤が見える。急ブレーキで青年を起こすシーンはリアリティがあって良い。決>>続きを読む

BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

3.7

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主人公周辺にトラブルが数多起こったけれど、ふわっとして終わっていた様な。どれもすっきりと解決はしていないよね。でも人生を途中でリタイアするとなったら綺麗に終わらせることは出来ないよね…。もっと情をぶつ>>続きを読む

ブルームーン(2025年製作の映画)

3.8

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冒頭、テロップの短い人物評が正に彼そのものを端的に表していて、お喋りだけど、それは孤独感から出るものだったのだろうな…。

顔を捨てた男(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

結局中身!だけどその自信をどうつけていけばいいのか。

シテール島への船出(1983年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

国の英雄が時代の変化に放浪される姿ほど哀しいものはない。哀愁と情緒が常に画面から漂っている。

フットノート(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

この終わりは知的じゃない。

アイス・ストーム(1997年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

二組の家族が徐々に壊れていく…親同士の不倫、子供たちも親密な関係で薄ら退廃的。でもそこに妙な魅力も感じてしまう。
キャストが豪華。子供達は若い頃のスーパースターばかり。特にクリスティーナ・リッチの危う
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ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

コメディ映画で頭の皮を剥ぐな。普通に心臓に悪い。モーガン・フリーマン、チンピラ役なのに刑事のフリしたら似合いすぎてて笑った。ベティが幸せそうならそれでいいです。

ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい脚本。入り組んだストーリーで二度ほど意表を突かれた。女性陣、みんな男運悪すぎでしょとは思う。

シラノ・ド・ベルジュラック(1990年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「愛しのロクサーヌ」を先に見てたことで大まかな設定は把握していたけど、悲劇がベースなのは驚いた。シラノ役がジェラール・ドパルデューでもう勝負はついてますね。

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

料理と風景がこれ以上ないほど美しいのに、美食家ドダンのエゴと人を見下す態度にドン引き。何世代も前の価値観にケチをつけちゃいけないが、どうしても違和感を感じてしまってだいぶマイナス。

パパは、出張中!(1985年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

原盤が紛失している映画は初めて。今後ともリマスターなどの修復など行われない未来が確定している作品。
こんな父親情けねぇわ。大人の世界は汚れすぎてる。不倫と戦争が世界を回していたあの時代に生まれた子供の
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パリ警視庁:未成年保護部隊(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

児童虐待保護部隊の日常。取り調べ内容が聞いてて胸糞悪いし、プライベートもドロドロしてて居心地悪い。ラストの唐突な自殺も彼女の心境を考えれば説得力があるものだった。

イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男(2008年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ソレンティーノ監督の独特なノリとBGMは最高。アンドレオッティ元首相のあくまで人間性にフォーカスを当ててるから、ギャングとの関わりやジャンル映画的な要素を求めると期待外れになる。兎にも角にも感情が読め>>続きを読む

天使の分け前(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公の才能も開花し始め、ハッピーエンドで終わるのに過去の暴行事件がよぎって応援しきれない苦さがある。

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

治安維持に努める暴力的な警察官、悪ガキの恐るべき衝突。怒りと暴力は何世紀に渡って受け継がれる文化そのもの。

トスカーナの贋作(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

作家の男と彼の講演に来た女が、あるタイミングからかねてより夫婦であったかのように振る舞う。贋作が本物を凌駕しようしてくるような、なんとも言えない凄みを味わえた。
映画は現実の贋作であるという位置付けを
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ノーマ・レイ(1979年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

紡績工場で働くノーマ・レイの奮闘記。労働組合に誘われたことを始め、仕事やプライベートが徐々に変化していく様を描いたドラマ。学が無くとも地頭が良い、恋愛には奔放だが芯のある人物を演じたサリー・フィールド>>続きを読む

ニーチェの馬(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

低空飛行で始まり静かに終末を迎える世界。でもその世界観が美しくもあった。決してニヒリズムではなく、実存主義的に苦しみを伝えるテーマではあったと思う。

オブセッション 災愛(2025年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

インディ・ナバレッテのメンヘラっぷりが度が過ぎてて最高!だけどいくらなんでも怖すぎる。
メンヘラに甘く見ている人には最適な映画かも。けどニッキー同時に被害者であることを忘れてはいけない。それを踏まえて
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