mooonさんの映画レビュー・感想・評価

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彼方に(2023年製作の映画)

4.5

何かを失う悲しみは
未来への喪失感よりも
失う前の過去に対する後悔の方が強いのかもしれない。

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

4.0

始まりがあるものには終わりがあるということ。
愛は求めるものではなく、
すでにたくさん持っているもの。
与えれば与えるほど、
「満ちてゆく」もの。
ー 藤井風

藤井風を聴きたくて観に行った。
愛の不
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めがね(2007年製作の映画)

5.0

空気の質量が
なんとなく軽くなって、
春に手が届きそうになると観たくなる。

初めて観たのは小学生。
母の横で観たこの映画が
価値観の方向づけをしてくれた気がする。

何もない。
それでいて心が満たさ
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.0


「農」に興味が湧く近頃。
芽生え始めた好奇心をより広げるのは
いつもドキュメンタリー映画。


あくまで、完全な自然とは違う
人の手が作るエコシステム。
けれどコントロールできない相手。

ひとつの
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宇宙兄弟#0(2014年製作の映画)

4.7

人生のバイブル宇宙兄弟の#0。
ブライアン、カッコ良すぎるんだよな。

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.9

こんな映画を作りあげてしまった人たちがヒーロー。
アース1218も捨てたもんじゃない。

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.7

とても良かった。
感情の起伏、ストーリーの行方、二人の距離
質量が有って
しっかりと心に届く。
また観たいと思えた映画。

カーズ(2006年製作の映画)

4.8

観るのは決まって高速バスの中。
大事なことをシンプルに教えてくれる
ディズニー・ピクサーの映画は
大人になっても観ていたい。

形のないものを信じられるとき
人は強く優しくなれる。

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

4.3


たまにはぼんやり眺める映画も必要で

むかし夢見た世界がそこにあって

心地よい懐かしさを感じて。

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.9


生きるための選択が
誰かを犠牲にすることもある。
誰かを救うための行為で
自らを失うこともある。

そんな悲劇の世界が
“コマ送り”で鮮明に描かれている。

船の中
短すぎる人生を全うする少年。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

君たちはどう生きるか

冒頭、この言葉がスクリーンに映った時
なぜだか目頭が熱くなった。

また新しい宮崎駿作品を観れたことが嬉しかったのかもしれない。
風立ちぬを映画館で観たのは
確か中学3年の時だ
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エドワード・ヤンの恋愛時代(1994年製作の映画)

4.3

誰が誰なのかわからぬまま映画は進む。
だんだん関係図が見えてきた頃、
1人1人の行先にも淡い光が見え始める。

聴き慣れない言語、座り心地の悪い椅子。
物語に入り込む障壁は高く感じられたが
観終えた時
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.9

名作とはつまりこういうことなのだろう。

生きている時代、場所、状況違えど
最後の名シーンに満たされる。

103分の映画に
深い人生が、良い人生が、
詰まっている。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

言葉が出ない。
ただただ圧倒されて、
1日たった今も
spider verseから抜け出せない。

インセプション(2010年製作の映画)

4.6

もしこの人生が夢の中だとしたら
思ったように生きてみたい
想像し、思考し、行動し、
現実を夢の世界に。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

5.0

国が戦争へ突き進む中、
夢を追いかける男。
自分の夢が、人を殺し、国を滅ぼす。
計り知れない苦しみがあるだろう。
その苦しみの中、
菜穂子との愛がどれだけ二郎を支えたのか。

この物語は悲劇なのかもし
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レインメーカー(1997年製作の映画)

4.5

1人の人間にできること
それは大事なひとが苦しんでいる時に
手を差し伸べること。
それができるだけで
何か世界を変えられるかもしれない。
でもそれが一番難しいこと。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.8

この先未来は明るいかと問われ
純粋にYESと答えられる人はどれだけいるのだろうか。

誰かに認められようとし
誰かに好かれようとし
誰かを蹴落とし
誰かを理解することはできず
また誰にも本当の自分は理
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

宇宙よりも難しく深い、人間の話

“愛すべきたくさんの人たちが
僕を臆病者に変えてしまう”
Mr.Childrenはそう歌った。
愛に人は脆いが
愛によって人は生きようと試みる。

もし家族ができたら
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.8


stuck in love...

物語は自分の手で描いていく

誰かを待つことも
誰かを許すことも
誰かに想いを伝えることも

自分の鼓動に
耳を澄まして

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.9

美味しい料理にレシピがあるように
人生にもきっとレシピがある

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.7

淡々と日々は続く。

とても静かな物語で
冷たい空気の中に
柔らかい温もりがある。

おのおの何かを抱えながら生きていて
それを互いが分かり合えるはずもない。
でも、ほんの少しの微笑みや眼差しで
人と
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.8

悲しい過去が足を止めている
たった一人、まだそこに立ち尽くしている
それがまた悲しくて。

何もかも上手くいかない時
簡単に人と交われない時
世界と自分の間に線を引いて、
それはやがて壁になり、
暗い
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.6

人間が生きていくことについて

輝いていた過去があれば
くすんだ過去もある
明るい未来もあれば
暗闇のような未来もある

その人が持っている人生は
他の誰かと同じことなんてない。
だから理解し合えない
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

4.8

過去を消してしまうことは
明日死ぬことよりも辛い

電話にも、映画にも、時計にも、猫にも、
大切な思い出がある。

それは人生の中の大切な一コマで、
その一瞬の積み重ねが
今になる。
過去を消してしま
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

5.0

『美しさについて』

"心を奪われる"瞬間がある
その瞬間
人は時を忘れる
過ぎていった歳月も
不確かな未来も。
ただ一つの点、"今"に存在することができる。
ソフィーはそんな瞬間に
美しい姿になるの
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アラジン(2019年製作の映画)

4.7

Sweet and Spicy

どんな願いも叶うとして
他人の幸せを願える人になりたいね🧞‍♂️

セッション(2014年製作の映画)

4.9

狂気が胸を打つ
悔しさ
憤り
喜び
野心
ドラムを叩く理由は?
わかり得ない
人にはわからないその領域で
偉大なものがつくりあげられる

1秒1秒に重みがあって
表情1つ1つに見入ってしまう
偉大な映
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.9

強い人間の定義はいろいろあるだろうけど
ドクとトニーは間違いなく強い

理不尽に耐える強さ
理不尽に抗う強さ
他人に染まらない強さ
他人を受け入れる強さ

いろんな強さを教えてくれる映画

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.8

難しい...
2人はその決断をしたのか

"現実は味方してくれない"
映画の見過ぎで理想の愛を
勝手に形作っていたけれど、
愛は決して一つの方程式では表せない

だからこそ、
形ではなく
生きてきたそ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

大学の視聴覚室で、初めて講義をサボって観た映画。殺伐とした視聴覚室の空気の中、一人で感極まって泣いてしまった、

もう何回目かもわからないくらいたくさん見てるけど、何回見てもやっぱり泣ける。


心を
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パターソン(2016年製作の映画)

3.8

流れていく日常
同じように見えてちゃんと違う
起きる時間もちょっとずつ違う
奥さんの見る夢も毎日違う
バスに乗ってくる乗客も違うし
バスが壊れることだってある

毎日が新しい
だから新しい詩をかける
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