akiriさんの映画レビュー・感想・評価

akiri

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数分間のエールを(2024年製作の映画)

4.7

ずっと涙が止まらなかった…。
途中からもうほんとになんでこんな泣いてるんだよってくらいに。
なんでかははっきりとわかってない。そもそも、自分みたいな人間が安易に共感しようと試みることすら失礼で、憚られ
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怒り(2016年製作の映画)

4.3

揺れる感情が多すぎて、想像すべきことが多分に含まれすぎていて、たくさんの問いをくれる作品でした。ありがとうございます。

P.S.
広瀬すずのファンすぎたがゆえに、公開から数年、観ることを避けており
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

別に間違ってない、そう背中を押された感じがした。

違国日記(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後まで、ぶっ刺さりすぎて全然まとまらないのだが、印象的なとこを切り取るのなら、「はい!この話終わり〜」、同じ表現では無いが、理解されるはずがないと確信した時に、この手の言葉で会話を終了させる>>続きを読む

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「2人で明日の君を騙そうよ。」
なんて美しくて尊いんだろう。

「書くことで自分自身の言葉を通して、誰かと繋がれるかもしれない。」
作家と読者の類似した相互関係。似た想いを持った人間が世界のどこかには
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

納得の材料が根本的に男性と女性で違くて、それでいて、涙の沸点も同様に違う。

アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

3.9

これをただの都合のいい主張だの、わがままな意見として片付けるべきないと思った。
たまたま、その国の決めたルールや常識、倫理・道徳に対して、疑いなく信じれるということは、無自覚に不自由を掴まされていると
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市子(2023年製作の映画)

3.7

52ヘルツのクジラたちの時も思ったけど、杉咲花が合いすぎてる。

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

原作読んでたから、尺の関係での微妙な違いは感じつつも、大変十分な満足度だった。
原作を読み、映画も観たことでなのか、自分の中で「心の可聴域」という素敵な表現に辿り着けた。
そりゃあ、帯域外の聴こえない
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.7

あらすじを見てからいって、あの名作がベースにあるんかなぁと思ってたら、案の定で、やっぱおもろかった。
後半はかなり惹き込まれた…

パレード(2024年製作の映画)

3.8

心が暖かくなりました。
キャストの皆さん、音楽、ともにえぐいっちでした…

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

事件があって、裁判が起きれば、事実を見つけるために、あらゆる人が証拠を見つけようと、あるいは生み出そうとする。
この時、状況証拠に対しては、多大に主観的な解釈が含まれる。
しかし、どうしても物証が無か
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

アニメの続編を映画化する類いの作品には、あまり良い印象が無かったのですが、ハイキュー!!に関しては段違いでした。
元々、大好きな作品だったこともあるけど、回想のタイミング、ブレなんかも含めたリアルな一
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.7

少なからず人は人に言えない何かを抱えている。それが大きい場合や、希少性の高いものである場合、他人に理解される機会は少ないだろう。だからこそ、部分的であっても理解してくれる存在に出会った時や、理解しよう>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「なんか、嬉しかったです。おんなじこと考えてる人いるんだなぁって。おんなじような人がいて、どっかで生きてるんなら、それでいいやって思えました。」
えぐいぃぃぃ。これに全部詰まってた。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

若くして多くの荷物をひとりで持ちすぎているルビー、父親のセリフで「ベイビーじゃない、昔から大人だ。」と言われているように、昔から誰よりも大人だったと思う。

音が無い状態で、家族たちはどのようにルビー
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

解釈の誘導。
相手が欲しい言葉をそこに置く。
天才的な脚本家。
怒涛のラスト30分。

リアルのまま共存できればどれだけ素敵で、美しいことなのか、別の人間である以上、無数のシュチュエーションがあって、
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

強烈な生きづらさ。少し羨ましくも思ってしまった。
あの作品に対して、ツチヤに対して感じた違和感や、自分のずれは、自分自身の大衆性や世間との一致率の高さを示すことになるから。
生きがいは生きづらさで、生
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人と人とのコミユニケーションの中で、無意識に楽している瞬間があるっていう、ほぼ全ての人が目を背けたいテーマについて、やす子という存在を使って、視聴者に突きつけてる気がしたわ。