needmakemeさんの映画レビュー・感想・評価

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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.9


外連ではない肉体に裏付けられた強靭さが放つステゴロの打撃が筋肉至上主義のもう一人の自分を滾らせる。

ナイフで刺されても自己治療と腹筋で難なくリカバリーする男の憧れ。やれやれ系ニヤつき顔がここまで似
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交渉人(1998年製作の映画)

3.6


午後のロードショーを彷彿させる90年代らしい映画。って書いてたら5日前にほんとにやってるやーん。それぐらいの安定感あった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.7


夢の中に別の世界を作ることのできた
INCEPTIONのようにも
可逆的に世界を変えることのできた
TENETのようにもいかない。

この現実では一度壊れた世界は
二度と元に戻らない。

プロメテウ
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エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)

3.5


ここまで主人公を突き動かすモチベが見えないから感情移入もクソもない。足が悪いって設定が全然活かされないし、他もご都合主義がすぎる。

ほんとにただトンネル掘ったらお金盗めてしまうアメリカンドリームガ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5


ハードルは低めに設定し「良いところ探すぞ」と臨んだつもりが、「とはいえマシュー・ヴォーンだぞ」という内なるキングスマンファンが昂ってしまい、やっぱりそこまで盛り上がらなかった。
それはひとえに我らが
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.3


なぜこうも「3.5ぐらいのNetflixクオリティ映画」と分かっているのに見てしまうのか自分でも分からない...。

自らの感受性の欠落も勿論あるのだけど、それ以上に「何にも感じない」「消費コンテン
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ネイビーシールズ ローグ・ネイション(2021年製作の映画)

3.3


カットで切り替わらない長回しが状況の過酷さ、地獄さを淡々と物語る。「ネイビーシールズ」の名を冠している割には、特殊部隊であれば何でもよさそうな内容と杜撰な作戦もその地獄に含まれるのかも。援軍もない敵
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.4


ブギーマンをブギーマンたらしめるのはあのマスクではなく純粋な悪と再認識させてくれる映画。邪悪の開花も結局は邪悪になりきれなず、それが似非サイコパス感あってイマイチ。というか単にマイケル vs ローリ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5


主演がラッセル・クロウだからスパナチュやコンスタンティンみたいなパワー系悪魔祓いを想像してたので、かなりホラーテイストでびっくり。ただ、醸し出す雰囲気は良いものの話と展開が単調で残念。

続編ありき
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ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.5


ハイテク技術諜報員ってだけでアツいのに出てくるガジェットがAI関連のもののみで残念。ワイスピで見たようなプロットとスケールの小ささ。それこそ脚本AIに作らせてるんじゃないか説。

Netflixの予
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5


SSUクロスオーバーまでの序章と思うと、モービウス然りオリジンのための義務作品。修行と思えば、そこまでの苦行ではない。ハードル期待値爆下げで見たとしても、お粗末な脚本であることは間違いないんだけど、
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.6


盛者必衰の理をあらわす。
ただし、ステイサムを除いて。

素人でも思いつくレベルのテンプレ脚本でも満足した(気になれる)のは、それを掻き消すほど胃もたれするアクションのせい。吉野家の牛丼3日連続朝昼
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エクスペンダブルズ エクステンデッド・ディレクターズ・カット(2010年製作の映画)

3.7


4に向けて総復習のついでに、見てみたけど、正直覚えてなさすぎて違いが分からず...。脳筋なことには変わりなかったので何でもOKです。

オープニングの点数:3.5点

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

3.9


記念すべき1500本目。

1と2に比べて、より宗教的観念が強まった印象。マイケルの後悔と贖罪の道が業によって閉ざされるが、それも因果。嵌った足は抜けない。2で描かれ続けた家族を軸にした父との対比が
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.0


びっくりするぐらい面白くなかった。ガイ・リッチーの持ち味である人物群像劇もアクションもウィットに富んだ会話も何もない。キレがない。ステイサムがチームとして動く必然性も感じない。

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.6


韓国版オリジナルと大筋は変わらないものの、岡田准一が迫真の演技は見応えあり。何気に綾野剛も好き。休憩する間もないまま疾風怒濤の2時間。

スクリーム6(2023年製作の映画)

3.7


「スタブ」なんだから、ショットガン解禁は御法度と思いつつもカッコ良さはピカイチ。
ルールを度外視して作られる続編において動機はもうどうでもいい分、誰もが犯人になる可能性が十二分に描かれてるのがいい。
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5


自分のミスを反省せず逆ギレする復讐ポエマー。

仕事の流儀が哲学的な文言として語られる割に、ミスが初歩的すぎて笑える。アクション自体は控えめ。

"Redundancy."

インソムニア(2002年製作の映画)

3.4


ベテラン刑事の割におっちょこちょいだし、本格的ってほどに謎解きがあるわけでもなく半ば行き当たりばったり感が拭えない。

不眠症の原因となる記憶のフラッシュバックと不眠症からくる記憶の混濁はノーランの
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(2023年製作の映画)

3.9


ストーリーが著聞のものであるため、語るところが少ないのが良い。描きづらい部分はカットする潔さはなかなか類をみない。

欲に塗れた権力争いも、首(と尻)に執着しなかった者があぶれた利益を手にする顛末の
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.3


完全につなぎのための作品って感じで残念。

上映時間の長さが作品の面白さに比例するなんて思ってないけど、感情の昂りがあった5秒後に即気持ち切り替えてるのは、かなりいただけない。心情の描き方が雑すぎて
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.7


ダークヒーローやビジランテの勧善懲悪モノ?いいえ、単なるサイコパスモノです。

義憤が行動原理の良い人の皮を被った鬼。たまたま見つけた安寧の地を守るためなら何でもやる本物のエゴイスト。ジャンウィック
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ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.9


HDDといい、タイムリープ×ホラーは色んな切り口があって良い。タイムリープの行動原理も自分の好み。これも個人的だけど、タイムリープネタの引き合いに出された映画が◎。

ホラーについては想像以上によく
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ザ・コントラクター(2022年製作の映画)

3.8


如何にもなブラックビジネスを請け負ったことで泥沼にハマるクリス•パイン。
途中で「最後の追跡」を彷彿させるシーンがあって、久しぶりに見たくなった。

アクションは派手さはないものの、葛藤が垣間見える
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.6


血気盛んに現れて車に轢かれるだけの有象無象が好き。

圧巻のフィナーレ。

"Those who cling to death, LIVE."
"Those who cling to life, D
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

-


観るにあたってのコンディションがよろしくなかった。受け取めるだけの心の準備ができてなかった。落ち着いてからもう一回見直す。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.4


面白くないわけじゃないんだけど、どこか非現実味がありすぎて如何にもフィクションって感じの映画。犯行に反して逮捕が呆気ないとか支配の仕方とか)

主人公が徐々に歪んでいく様子(そもそも最初から歪だっ
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0


ビーストウォーズのティラノサウルスメガトロンは出ません。

5に比べて人間にフォーカスしなくなったのは良かった。悪い夢は断ち切れた。それなのにどうしてボリュームまで縮小させてしまったのか。キャラクタ
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.5


開幕のアクション最高、一人称からの切り替え方好き。モーションブラー酔いすごいけど、今の技術ならもっと綺麗に取れると思う。

ただ、出オチ感があるのと、これを入れたいがために構成が破茶滅茶になってしま
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7


さすがにこれまでのシリーズのアクションと比べるのは酷な気がするし、むしろ老体に鞭打ちすぎと思わざるをえないほどのアクション。
ちょっとまとまらないので以下箇条書き

【良かったところ】
・空港でのベ
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.9


NWHの二番煎じに留まってしまう。斬新さが足りない。過去改変に伴う世界の崩壊も別ユニバースとの邂逅も既出のタイムリープもので散々描写済み。「過去は変えられないけど今は変えられる」なりのメッセージも、
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.7


マルチバースってこういうことなんだよな、無限の可能性。アツすぎ最高。レビュー書く必要ないね。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0


爽快感しかないステゴロ至上主義拳握るアツさは健在。

アウトロー度合いが増し、とにかくしばき倒すことで正義を全うする。ラストの一方的なしばき、最高すぎる。

語るは見るに及ばず。百聞は一見に如かず。

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