記念すべき1500本目。
1と2に比べて、より宗教的観念が強まった印象。マイケルの後悔と贖罪の道が業によって閉ざされるが、それも因果。嵌った足は抜けない。2で描かれ続けた家族を軸にした父との対比が悲哀を深まる。マイケルの声にならない慟哭が頭を離れない。
惜しいのは、アンディ•ガルシアの演技。1のアル•パチーノとの比較は酷かもしれないが、マフィアになるうえで葛藤があるわけでもなく、かといって振り切れた爆発的な危うさがあるわけでもない。父親ほどのカリスマ性もなく、感情的で理性的という中途半端さでキャラとして際立ってない。
"That's the price you pay for the life you choose."