Amuroさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Amuro

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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

舞台劇を映画化。意外とスリルのある展開やった。ラストは寓話的でちょっと「バードマン」を連想。辛い話ではなく、録音した青年の本音、娘のエッセイなど正直な事に希望を持てる映画。
短い出演時間ながらサマンサ
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.5

悲劇再び。1作目には劣るもののワールドシリーズを経た現在に観ると見せ場が多くて十分に面白い。ロープで救出のシーンはドキドキ。サンディエゴに着いてからニックが最後まで出てこないのは違和感。

ハモンドさ
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.5

邦題のセンス好き。
強盗モノの元ネタかなって場面がたくさんあった。キューブリックにしてはシンメトリー不足なもののラストショットで満たしてくれる。

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.5

イライラしすぎてずっと眉間にシワ寄せながら観てた。前作の「ボーダー」は2回観てちょっと意味が分かる程度だったが今作は実際の事件が元でめちゃくちゃ分かりやすい。
始まりの9.11のニュースが犯人と重なる
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

誰もが認める善人が殺された理由や音楽家との関連を探る推理物として楽しんでいると、ラスト40分で感動ドラマへと変化する。
捜査会議、コンサート、親子のお遍路のシーンが混ざり合った構成は映像でしか出来ない
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十一人の侍(1967年製作の映画)

3.5

ほぼ「十三人の刺客」の焼き直し。菅貫太郎が同じようなバカ殿ぶりで憎たらしい。残念なのはメンバーの個性が薄く、2番目に名前が載ってる里見浩太朗ですら目立ってない。あと近藤正臣が若すぎて全く気付かなかった>>続きを読む

闇の狩人(1979年製作の映画)

3.5

原作と違いすぎて池波正太郎がキレた映画。原作未読のためその辺りの事情は分からないが単純に脚本がごちゃごちゃし過ぎで上手くない。ただバイオレンスとエロに関しては美学を感じる。寺のセットを燃やしたり、空撮>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.5

コナンはギャグアニメとして観てるので今回も超人だらけで楽しめた。蘭ちゃんのスーパーヒーロー着地かっこ良すぎる。
「とんだクソシステムじゃねえか」とお宝を破壊してやらかしカウントが増えていくジン好き。
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ダークグラス(2021年製作の映画)

4.0

始まりの景気良く喉から湧き出る鮮血とオープニングクレジットの劇伴でテンションアップ。その辺りのアルジェント節は変わらずだが監督自身も言ってる通り、少年や犬、歩行訓練士との交流から優しさを感じられる作品>>続きを読む

仇討(1964年製作の映画)

4.0

やっぱ橋本忍の脚本は面白い。冒頭の大がかりな仇討の場を作るに至った経緯を時間を前後させながら語るため興味が持続する。
ラストの中村錦之助の表情や立ち回りも圧巻だが、丹波哲郎との決闘シーンも好き。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

導入部分の作り方が上手くて物語に一瞬で入り込める。シャマランにしては珍しく大きなドンデン返しはないが一定の緊張感はあって楽しめた。
口唇裂の跡は意味あり気な感じやったけど何やったんやろう。

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

5.0

昔にテレビで見たきりであまり覚えておらず最後はハラハラやった。こんなにも見せ場が多かったのかと驚き、気付いたらエンディングでテーマ曲を堪能し、ニコニコで映画館を後にした。
T-レックスは永遠のアイドル
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悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

4.5

始まり方がゴッドファーザーやんと思ったらコッポラはコレを引用したらしい。
エンタメ性の高い復讐劇だと思って観てると衝撃的な展開となり、ラストで”悪い奴”は姿を現していない事に気付いて絶望する。

野良犬(1949年製作の映画)

4.0

サスペンスを撮らせても面白いのずるい。
電話越しに聞こえる陽気な音楽やピアノ練習の音色がサスペンス感を引き上げてる。
復員時にお金を盗まれた同士、立場が逆転しててもおかしくない時代というのが物悲しい。
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壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.5

原作のエピソードの積み重ね方による感動には勝らないが、中井貴一がハマり役で十分に満足できる映画化。ただ映像で観ると最期が長すぎな上に音楽で感動させようとする感じが好みじゃない。

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.5

ニコケイがイキイキしてるだけで幸せ。ペドロ・パスカルもマンダロリアンとは違った演技が見れて幸せ。
園子温のやつは本当に観てて可哀想だったがPIGと今作の流れはカムバック感があり、レンフィールドも楽しみ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.0

前日にオリジナル版を観たのが良くなかったのかもしれない。上映時間を削ることに専念したのかオリジナルではあった”間”が削られ、随分と印象が違うシーンが多々あった。生きようと決意した瞬間であるハッピーバー>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.5

トルストイの「イワン・イリッチの死」に監督自身の物作り愛とお役所仕事への批判を込めたような作品。重いテーマだが動作にユーモアがあって観やすい。
モノクロながらも夕焼けのシーンが妙に印象に残る。
志村喬
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十三人の刺客(1963年製作の映画)

3.5

バカ殿のせいで侍の一分のために死んでいく立場の違う2人がなんともやるせない。
最大の見どころであるラスト30分以上の戦いは泥臭く、逃げ惑う藩士たち、気が狂った男で終わるあたりがリアル。
「遅ければ、次
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.5

高倉健がただ悪い人な訳がない!と思っていたら、やはり人情に厚いいつもの高倉健だった。たまたま走ってる柔道部員たち、急に火事になる喫茶店など脚本が雑なのは気になるがそれなりに楽しめた。
オープニングクレ
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三匹の侍(1964年製作の映画)

3.5

個性的なキャラクターに悪代官、チャンバラと娯楽時代劇のツボを押さえており楽しめた。
シリーズ化しててもおかしくないのに続編ないんやって思ってたら元々テレビドラマのシリーズだったのね。

切腹(1962年製作の映画)

5.0

全編に渡って緊張感が途切れないのが凄い。始まりとラストに登場する鎧が中身のない体面だけの武士を思わせる。
ゆったりとしたカメラワークにシンメトリーなレイアウト、白黒の際立たせ方が芸術的でいつまでも観て
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.0

黒澤版マクベス。
妻役の山田五十鈴が怖すぎる。有名な手を洗うシーンのホラー感が半端ない。
ラストの大量の矢はどうやって撮ってるんやろうと思ったらほんまに射ってるんかい。

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

高度経済成長期の光と闇。
色の付いた煙や、シャッターが降りて終了するラストの演出に痺れる。ただの話し合いのシーンでも人物の配置が単調になっておらず飽きない。
山崎努が若すぎて途中まで分からんかった。

用心棒(1961年製作の映画)

4.0

椿三十郎を先に観てしまったがシリーズやったんや…。
剣の腕前だけでなく知力も駆使して敵を翻弄していくのが楽しい。ラストの決闘シーンはカメラワークが最高な上、肩を回しながら詰め寄ってくる三十郎がかっこ良
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(1965年製作の映画)

3.5

出演者や脚本がほぼ黒澤組。伊藤雄之助の悪人ぶりが良い。
桜田門外の変のシーンは凄惨ながらも美しい。セリフによる説明が多くて途中ダレるのが難点。
細かいカット割が独特だった。

裏窓(1954年製作の映画)

3.5

事件が動き出すまでがスローに感じたがラストの緊張感は流石。ただ真相が曖昧なままでモヤる。なんか見逃したかな?

グレイス・ケリーを見ずに窓の外を見る男はおらん。

(1985年製作の映画)

4.5

時代劇版リア王。ラストショットが秀逸。
全てのスケールが大きく、特に天守閣炎上と合戦のシーンは何人か死んでてもおかしくないぐらいの迫力。

羅生門(1950年製作の映画)

4.5

それぞれが見栄のために作り話をし、殺したのは自分だと語るのが興味深い。
木漏れ日の光と影の撮影がきれい。
セットで作った羅生門の大きさにビビる。

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

ようやっと鑑賞。207分と長尺ながら無駄のない脚本で物語や登場人物のレイヤーを重ねていくためどんどん引き込まれ、そのまま2回目再生。背景も人物もカメラも動きがあり映像だけを観ても楽しめる。
菊千代と与
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.5

痛快な娯楽映画。人間味のある椿三十郎とユーモア溢れるキャラクター達が楽しい。律儀に押し入れに戻る侍が好き。
ラストの居合のシーンは凄まじく、それまでの爽快なストーリーとのコントラストが良い。
終盤にや
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ハロウィン(1978年製作の映画)

3.5

途中まではストーカー映画みたいやし、なかなか殺さないマイケル君にイライラしながらもラストの不気味さは良かった。今となってはスプラッター映画のお約束な設定だらけでその影響力が窺える。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.5

仮面ライダーは全く通ってこなかったので初代の何話か鑑賞してから挑んだ。しかしその程度では全く分からず、原作漫画を読むのが正解だったのかもしれない。
掴みのバイオレンス描写は改造人間として説得力がありワ
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コン・エアー(1997年製作の映画)

3.5

ニコケイ新作に備えてなんとなく見返したくなったやつ。乗り物系のアクション映画は規模が大きくなりがちで面白い。始まりはテンポ良く見えたが途中からブシェミとかストーリー上で必要ない展開が多い。
シボレーが
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ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

4.0

デビュー作のため今よりも展開が遅く感じるが、偶然や勘違いが重なり悪い方へ向かってしまう脚本がコーエン兄弟らしい。ライター、銃、ナイフなど小道具の使い方がうますぎる。
後にコーエン兄と結婚するF.マクド
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.5

クリケットおじさんコンビ好き。他の映画でも出てるらしい。
邦題のせいで列車に乗るまでが長く感じてしまうが、後から伏線が多い事に気付く。ただヒッチコック自身も言ってるように脚本自体は穴だらけ。
今回ヒッ
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