後半の盛り上がりは筆舌に尽くしがたい。
90km/h台のスローボールしか投げられない貧弱なピッチャーが9回にいきなり160km/hを投げてくるような、そんな勢いである。
「お前今までなんでそれやんなか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
死体をリユースして作られる、環境への配慮を惜しまないゾンビカー、自身に向けられて発射された衛星ミサイルを使って離陸する、DIYなゾンビエアプレーン他、「なんて地球に優しいゾンビたちなのだろう。」と感心>>続きを読む
有賀くんが暴れてるわー、と思って観てたら坊主になって、その瞬間俺にそっくりになった。
あと音楽がマジで最高だった。
数学的に見ると世界一怖い映画らしいけど、笑いながら観ました。キューブリック監督だから。
"SWATの装甲車"
ボーン御用達の中央分離帯攻撃も物ともせず、縦列駐車帯に突っ込んでいく姿は圧巻。
運転手の要人もボーン並みにクラッシュ耐性がある。感動。
邦画で今のところ1番好きかもしれない。
墓標のパイプから出る空気の音が、エリエリでも別の形で使われてた。
デモに動じない本部など、キューブリックの異常な愛情のような軽快なブラックジョークがあり、一方でゴジラシリーズにおける原子力との共存をテーマにした脚本が光っていた。
俺が疑問に思っているのは、マイルスデイヴィスがプレリュードの時のようなインプロ全開精神で曲を入れているのか、TUTUの時のように構成美精神全開で曲を入れているのかということ。
字幕が無いとなんて言ってるか分からないけど、俺はそれを高度な音楽として観、また黒沢映画におけるサウンドは一切脚本に干渉することなく、僧侶のようにひっそりと佇む。
実写化に伴う原作改変に厳しいキング(シャイニングとか)だけど、このラストの改変は絶賛したらしい。「書き直すとしたら自分もこうする」と。