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馬鹿みたいなタイトルと侮るなかれ、前半はJホラーのような陰湿な雰囲気、中盤からは「死霊のはらわた」シリーズのようなスプラッター満載の力作。
「死霊のはらわた」等のオマージュなどスプラッタ愛に溢れた演出>>続きを読む
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スプラッタ映画が本格的に台頭してくる以前の映画(+ハマー)なので直接の惨殺描写はほぼ皆無。
だけど城のセットや衣装などなかなか中世の雰囲気が出ていて、薄暗い城内の中鮮血風呂(ってほどでもない)に入って>>続きを読む
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マリオ・バーヴァ御大のゴシックホラー。
辺鄙な村や廃墟然とした古城の雰囲気や、夜の墓地、窓から覗く少女の霊など雰囲気抜群。
そして呪いの影響で死んでいく人々も時代を考えても中々凄惨に死んでいくのでそう>>続きを読む
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「13日の金曜日」の元ネタと言われているマリオ・バーヴァ御大の作品。ジャッロなので犯人は「絶対に当たらない」のだけれど、中盤からテンポ良く人が死んでいき、殺戮方法も中々ゴア度があってよかった。
だけど>>続きを読む
「ラプラスの悪魔」って概念は確か全否定されたはずじゃ?
っていう部分が気にならなければそれなりに楽しい。
古城の雰囲気や制作年(1965年)を考えると中々頑張ってる殺戮シーンなど結構観られる部分もあるのだけど、「なんかBGM間違ってない?」っていうくらい緊張感のないスコアと真紅の処刑人の造形がただの変態野>>続きを読む
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タイトルからして地雷か〜やってしまった〜とか思いながら観始めたらこれが結構しっかりした作りでちょっとびっくり。
所々で出てくる幻覚も中々良い雰囲気出していて(ショック療法のあたりとか)良いなぁとか流し>>続きを読む
黄色いレインコートにプラスチックの珍妙なマスクをつけた殺人鬼が印象的。殺害人数はさして多くないけど一つ一つが結構インパクトがあってハッとさせられる。
そして主人公アリスの奇行、心理状態も相まって中々サ>>続きを読む
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何度もリメイクされているラブロマンスもののオリジナル。
特にラスト、現代ならばみんなセリフで説明してしまうところをあえて「嘘」を吐く粋な計らいや「あるもの」で2人がまさに「邂逅」する場面はさすが。
こ>>続きを読む
ゴア描写がもう少し有れば、という部分はあれど、往年ののスラッシャー映画へのオマージュや日本人形のインパクトなどなかなか面白く出来ている。
写真の片隅に映る日本人形は結構不気味。
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宇宙から飛来した生命体(電磁波)が船のコンピュータをジャックして〜という感じで話が進み、「ザ・グリード」とかの要素を色々ブッ込んだような作品。
前半中々話が進まなかったり余計なことしいの登場人物がいた>>続きを読む
ギリシャ神話のオルフェウスの話を現代版にアレンジした話。
現実的な話だと思いきや突如として始まる非現実的な展開。
死神(王女)の魅力や死者の蘇りを逆回しで再現した演出、鏡を通って行く黄泉の国の雰囲気な>>続きを読む
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前半は一体これどういう話だろうっていう感じで田舎の女子高生の青春サクセスストーリーみたいな雰囲気出しておいて中盤からの覚醒具合がヤバい。展開というか設定はものすごく厨二病なんだけどテンポの良いアクショ>>続きを読む
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殺害現場に必ず「ムッシュ・デュラン」という名刺を置く連続殺人鬼を追う警官とその恋人。犯人が「ミモザ館」という下宿にいるという情報を得るが、、、と言ったストーリー。
冒頭の「たらい回し」のシーンやミモザ>>続きを読む
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メリケン製ギャング映画と違い、前半ひたすら主人公事初老のオヤジ2人の生活の様子が描かれかったるい。
…と思うもしれないが、それが返って「どれほど暗黒街で幅を利かせても女性の前で気取っても迫り来る老いに>>続きを読む
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若い女性の遺体が発見され、容疑者として1人の男が連行される。しかしその後も犯行が続き、、、と言った内容。
容疑者のプロファイリングやどうやって犯行を続けているのか?という前半〜中盤は中々面白い。けれど>>続きを読む
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古びた家、ミステリアスな雰囲気の女性、屋根裏から一歩も出てこない母親、といかにも何かありそうな設定のホラー。
冒頭からゆっくりした雰囲気あけどそこかしこに不気味な違和感全開でじわじわと怖い。派手な事は>>続きを読む
ピエロが大暴れする映画もビックリハウスで殺人が起こる映画も多くあるけどこれはダメな方の部類。
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90年代に実際に起きた事件を元にしたラブロマンス、、、ということになってるんだけど、その「元にした事件」の内容がとにかく悲惨なものなので、劇中の牧歌的・幻想的な演出がそれをなんとか打ち消している、と言>>続きを読む
ちょっと変わった吸血鬼物語。
アメリカ映画とはまた違った「上品さ」というか控えめな演出が良い。
ロマンチックな雰囲気の中にある多少グロテスクな場面も子どもという存在ゆえの無邪気さと邪悪さを表しているよ>>続きを読む
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同じみのキャラクター、ピンク・パンサーが繰り広げるドタバタコメディ…ではない←
内側に豹の形が浮き上がるピンクダイヤ、通称ピンク・パンサーを巡って稀代の怪盗ファントムとパリ警察のクルーゾー警部の攻防、>>続きを読む
ドキュメンタリーだけれど、レンブラントに魅せられた人々とレンブラントの絵画をめぐるやり取りがミステリアスかつドラマチックに描かれており観ごたえ抜群。
時折挿入される広大な自然や古城といった風景も雰囲気>>続きを読む
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自らの優秀さを示すために友人を絞殺後、その部屋でパーティを開くが、、、というヒッチコックのサスペンス。
劇中で言われてるように主人公の1人がとにかく嫌味な上に有能さアピールのためにあえて殺人の話を振っ>>続きを読む
そもそも「これ、映画なん?」と問いたい。
正直、一昔前の心霊番組とかの廃墟探索特集の方がもう少しマシな出来な気がする。
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前半は結構サイケデリックな感じで目が疲れるなー世界観について行けるかなーとか思ってたけど観終わったらめっちゃ好きなタイプの映画だった(笑)
っていうのを冒頭、クリムゾンのスターレスが流れた時点で気付く>>続きを読む
怖い、と言うより不快と言う表現の方がしっくりくるるホラー。でも決して嫌な不快感ではなく、心の闇をうまく表現した不快感。それでいて恐怖描写もしっかりしていてとても面白かった。
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同系統の作品はいくつかあるけど、20世紀中頃の時代設定と館の不気味な雰囲気、そして怪異や観客をうまくミスリードするポイントなど良くできていて2時間あっという間だった。
そしてみんなん大好きアニャ・テイ>>続きを読む
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ポーの短編が原作らしい、19世紀末の薄気味悪い精神病院が舞台、職員と患者が開放的に過ごしているが、どこか違和感が、、、という内容。
時代設定も相まって病院(洋館)の不気味さや前時代的な治療の醜悪もあり>>続きを読む
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連作推理ものの7作目を映画化したらしく所々「周知の事実」という感じの設定が出てくるけど、北欧ミステリーらしい落ち着いた雰囲気と陰鬱な描写は結構再現されてると思う。
猟奇殺人の描写も所々やりすぎない程度>>続きを読む