Araraさんの映画レビュー・感想・評価

Arara

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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.4

思っていた話とはだいぶ違って、親友と思っていたおじさんに恋人ができ、嫉妬からその叔父さんに嫌がらせをしていく話だった。

やっていることはどれも幼稚で、誰しもが思いつくようなことなので新鮮味がないが、
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ロッタちゃんと赤いじてんしゃ 2Kリマスター版(1992年製作の映画)

3.9

ロッタちゃん、兄弟の中でもずば抜けて悪い子すぎないか?と映画で見ている分にはいいが、周りにいたら発狂しちゃうな、と大人になって見てみると思った。

気に入らないことや出来ないことがあると「バカ」と暴言
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

石原さとみさんって結構感情激しい役もやっているイメージだったが、この作品は全くの別物だった。

全ての表情に嘘がないというか、自分がこんな局面に陥ったらどうなっちゃうんだろうか、と思うような極限の状況
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雨に叫べば(2021年製作の映画)

2.0

なんか終わりよければ全て良しみたいになってるがモヤモヤがすごい溜まる映画だった。

この時代の男尊女卑っぷりがすごいな、と思ったが、何に対しても曖昧な答えしかしない主人公にも終始イライラしてしまった。
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ランユー 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

3.5

昨今巷で溢れてるBL作品とは比べにならない程センセーショナルな作品に感じた。

この時代の同性愛ものってよく映画上映できたな、と思うほど重さが違うし当時衝撃的だっただろうな、と思う。
天安門事件にも触
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.8

だいぶ狂気じみてる気もするが、目覚めたら若返っていたとか他の人と入れ替わっていた、より、考え方次第で人は変われるといったメッセージで、現実味を持った話に感じた。

これ絶対キャスト吹き出してるよな、と
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ラブ・イズ・マネー(2001年製作の映画)

3.0

この2人でラブコメって時代を感じるなぁと思った。
こんなチャラチャラした格好のトレーダーいないよ!と思ってしまった。
最後は時代的にもCGじゃないよね?と思ったが、どうなんだろう?バブリーな感じがした
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「前世」って仏教の国では広く知られているが、欧米では耳慣れない考え方なのかな、と今作を見て気付けた。

若い頃の女性が、男性から離れる理由がすごく理解できるような気もしたが、でも移住は彼女の親が決めた
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

何だかすごく綺麗な挿絵の、奇妙な絵本を見させられているようだった。

段々とベラの知能が発達して理屈ぽくなっていくのが面白かった。
衣装はどれも独特な世界観で素敵で、写真集出たら欲しいな、と思うほどだ
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アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

2.0

キャストは豪華なのに、ほぼ同じ場所で撮ったシーン(若いカップルの家と女性の実家)が映画の大半を占めていて(体感8割)すごく低予算の単発ドラマを見させられている気分だった。
答えがないことについてずっと
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市子(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

親ガチャなんて言葉が昨今使われるほど、本当親次第でその子の人生いくらでも変わっちゃうんだな、と思った。
ここまでアイデンティティを否定されても市子でい続けたいと思うのってすごいな、と思った。
最後終わ
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

3.6

台湾映画って本当にパターン化されているかも、と今作を見て思った。
前半おちゃらけ、後半じんわりの作品か、今作のような掴みどころのないいつかの台湾の情景を表したノスタルジー系か。

ミレニアムの時は自分
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ロッタちゃん はじめてのおつかい 2Kリマスター版(1993年製作の映画)

3.8

DVDリリース時、ロッタちゃんより少し大きいぐらいの小学生の時に初めて見たが、大人になってみるとまた見え方違って面白かった。
まず当時のDVDの「これが私の生きる道」とのキャッチコピーが、ザクザクセー
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.6

A24配給の映画は傾向似ているように感じるが、やっぱり少し苦手かも、、と思ってしまった。
まず映画館の暗さを考慮した画面の明るさになっているのかな?と思うほど薄暗いシーンが多く、目を凝らしてもよく見え
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良かった!!
韓国映画って本当に作り込みすごいな、そりゃぁパラサイトみたいなハリウッドでアカデミー作品賞取る作品も出てくるよ!と思ってしまった。

この映画がここまで素晴らしいのは主演2人
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.6

最後まで見て、だいぶ思っていたのと違ってフェミニズム映画なのかな?と思った。

冒頭テルマに対してイライラしてしまい、こんな奴と一緒にいるからルイーズまで不幸になるんだよ、と思った。

若い頃のブラッ
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台北セブンラブ(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

後半にかけてすごく実験的な作品だな、と思った。
急に役者の素のシーンを挟んだり、エンディング2パターンやったりあまり見たことないような作品だった。
ストーリーとしては、ありふれた都会の若者のオムニバス
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

複数回見る人もいるようだが、自分は見ていてしんどすぎて、もう当分2回目は見られないな、と思った。
舞台挨拶で監督が、主人公のことを病気と括ってしまう人がいる、と話されていたが、少々対人関係が苦手でも、
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白日青春 生きてこそ(2022年製作の映画)

-

香港に行けばどこを歩いても目にするにもかかわらず、あまり映画等で触れられてこなかった南アジアの人たちが題材になっているのは興味深かった。
多くの南アジアの人たちが住んでるエリアが香港らしからぬ光景だっ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

すごく静かな映画ででもすごく幸福感に溢れた映画だった。

初っ端もしかして主人公の繰り返される毎日を見させられるの?と危惧したが、映画を通して1日たりとて同じ日はないことに気づけた。
自分なんかよりよ
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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

3.8

香港に馴染みがある人は誰しもノスタルジックさを感じる映画だと思う。
香港の街からネオンが消えるなんて想像もしなかったし、だから写真なんてあえて撮ってなかったのが悔やまれるが、こんな形で振り返れて良かっ
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ミス・シャンプー(2023年製作の映画)

3.6

ふざけ要素が強すぎてびっくりだったが、そんな一つがエンディングに紐づくのかな、と思うと少しは納得できた。

女優さんが度々他の作品でも見る人だったが、とっても可愛らしかった。
台湾ならではの真夏のよう
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

恋愛映画なのにキャストの笑顔のシーン2つぐらいしかないし(あとは無表情)、フィンランド人って感情ないの?と思ってしまった。

ラジオから聞こえてくるニュースはロシアのウクライナ侵攻だったり最近の話なの
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ムーミンパパの思い出(2021年製作の映画)

4.0

初めてムーミンのお話見た気がするが、ブラックユーモアだったりシュールだったりで大人も楽しめたし、近くに座ってた一人で来てたおじさんも何度か噴き出していた。

映画見てやっとキャラクターが理解できた気が
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.7

見たことあったと思ったがクリスマスを機に見返してみたらおそらく初見だった。
今となっては同じような、たらればストーリーの作品が多いので既視感あったが、長女のアニーが可愛すぎて彼女見るだけでも見る価値あ
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

3.5

東京フィルムフェスティバルで見た「成功補習班」然り、台湾映画って前半ふざけ要素多め、後半でじんわりさせる展開多いのかな、と今作を見ていて途中まで感じたが、後半marvel感もあってなかなかカオスだった>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.7

クリスマス映画の一つとしてピックアップされていたので鑑賞。
結果、クリスマスに別に見なくても良かったな、と思う内容だった。

キャロルは正直面倒くさいし、関わりたくないなと思った。
冒頭からのメンタル
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きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

3.8

全体評価いまひとつなのでどうなのかな、と思っていたが、自分はとても楽しめた。

ご近所さんで同じように小さい頃から育ってきても、やっぱり宗教だったり人種だったりの影響は大きく、全てを理解し合うのは難し
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香港の流れ者たち(2021年製作の映画)

3.6

終始暗く、香港特有の問題でもないように思え、良作なら今後公開劇場増えるだろうな、と思ったが、観終わった後それはあまり期待できないかな、、と思ってしまった。

話も後半わかりにくく、あの坊主の青年に何が
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

キッチンに入る木漏れ日や、キラキラとした日差しをうけた庭など映像がとても素敵な作品だった。

冒頭からなんとなく話の流れが予測できてしまったが、設定というかこの人たちってどこの階級に属する人たちなの?
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いますぐ抱きしめたい 4Kレストア版(1988年製作の映画)

3.4

これ絶対メインビジュアルも邦題も違うでしょ、と思ってしまった。
マギー・チャン思っていたより出てこないし3番手ぐらいで、なんなら主演ジャッキーだった気がする。

ジャッキーがもうクズすぎてなんで頭も悪
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

女優さんすっごく綺麗で魅力的だし、主演2人の駆け引きがハラハラして結末が気になる展開だったが、最後トニーレオンの役が一枚上手だったのを期待していたのに、結局事実としてはただ若い綺麗な女に走った中年で残>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦争の惨さを伝えていたり、水木しげるの大切なメッセージが描かれていてそこはよかったが、25年ぶりぐらいに鬼太郎を見たのでビジュアルだったり声優が変わっていてやっぱりそこは違和感だった。
猫娘がアイドル
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

平均評価4.2はおそらくファンが引き上げているのだろうな、と思う。
小学生ぐらいまでの小さい子向けの作品だった。

クリスマスの季節のパリならこんなファンタジー要素やCG必要なかったのに、と思った。
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ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.0

燃えよドラゴンよりは人間味があって親しみのあるキャラクターをブルース・リーが演じていたが、やっぱり演出がチープに感じられてしまい、これブルース・リー変な演出無しでも勝てるんじゃない?勿体ない、、と思っ>>続きを読む

花の生涯〜梅蘭芳(メイ ラン ファン)〜(2008年製作の映画)

2.0

本当に「さらば、わが愛」と同じ監督??と思ってしまうほど、断片的な事実のつなぎあわせで楽しめなかった。

まず、キャスト豪華なのに子役の時代が長すぎる、、

主人公が京劇の概念を変えた、と全編を通して
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