浅香奎次郎さんの映画レビュー・感想・評価

浅香奎次郎

浅香奎次郎

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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.5

•タイプライターとそれを盗むアントワーヌの身体の小ささの対比
•脱走後辿り着く海の解釈(キリスト教の洗礼、閉塞的な環境から包容的、開放的な場所)
•アントワーヌの対話者から映る視線、インタビュー映像の
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アメリカの影(1959年製作の映画)

4.0

脚本無しのドキュメンタリータッチに描くことで、自然と役者から生まれるセリフが人種差別が蔓延る当時の生活のリアルさを際立たせている。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

人の面倒を見る人々、人の生きる環境の違い、あるいは少し対抗した立場にある人々が同意はできないけれどお互いの主張は理解できるというような人間関係。直接的なドラマや感動ではなかったとしても、パトリックとい>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

ジェームスブラウン、アレサフランクリン、レイチャールズ、豪華客演で迎える粗暴なコメディ

美しき緑の星(1996年製作の映画)

5.0

世の中の仕組みや常識を根底から覆す作品。いかに人類作り込まれているか、操作されているかが分かる。いつの間にか持ってしまっている価値観や思い込みなど、現代社会の在り方に疑問を投げかける。メディア経営者ら>>続きを読む

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.5

色彩感覚溢れる映像美、デヴィッドボウイやマリリンマンソンなど、拘り選び抜かれた音楽から、途中から主人公が入れ替わることや、暴力や死やセックスの表現方法など、その独特の世界観に好き嫌いがはっきり分かれる>>続きを読む

麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

4.0

ニコラス・ウィンディング・レフンの24歳時のデビュー作。低予算もあるだろうが手持カメラがドキュメントタッチで臨場感を生み出している。野生的なドラムにギターが絡むテーマ曲が拍車をかける半端ない疾走感。俳>>続きを読む

プラウダ(真実)(1969年製作の映画)

3.5

商業映画との決別を宣言したゴダールが結成した映画作家集団が、チェコの日常を切り取った映像によって資本主義と共産主義の関係を描いた。

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